BE ALIVE 〜強く、生きる〜 その弐

episode67 ページ23

光side



西の侵入事件から数日後。



『このまま平和に過ごしたい』


そんな俺らの願いは虚しく。




とうとう、あいつが動き出す…








カタカタカタ…



きっかけは、いつものようにパソコンをいじっていた慧が、裏返った声を発した時だった。




慧「…え？

や…やまだぁ！」



宏「どした？声裏返ってんぞ？笑」



慧「…これ、見て？」




薮のちゃかしにも動じず、いつになく焦っている慧。



その空気を察して、俺らにも緊張が走る。




圭「こ…これ！」



高「まじ…かよ。」




慧のパソコンに届いたのは、一枚の写真。



そこには、ボコボコにやられた一人の人物の姿が。




涼「…優馬！！」




そう。



その人物とは、西のリーダーの中山優馬だった。





慧「このパソコンのメールアドレスはほとんど出回ってないはずなんだ。

つまり…」




ドンッ…




壁に拳を打ち付けた音が響く。





涼「あのやろう…

ぜってぇ許さねぇ…！」



大「とうとう動き出したか…

黒澤。」




徐々に強くなる山田の殺気。



久々に感じる殺気は、いつもより何倍も強かった。




涼「…伊野ちゃん、この場所分かるか？」



慧「えっ？あ…ちょっと待って。

たぶんどこかの倉庫だと思うけど…」




そう話しながら届いた写真を拡大する慧。




知「あっ！このマーク！」




拡大した事でハッキリした、柱についてるマーク。



虎がモチーフになっているそのマークは、他でもない『黒虎』のエンブレム。




光「黒虎の…アジト…！」



涼「…くそっ！！」



大「あっ、ちょ…山田！」




反射的に走り出す山田と、それを追う大ちゃん。



裕「俺らも行こう！」



全「おう！」



素早く準備をすると、俺らも黒虎のアジトへ向かった。




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


作者です！


お休み宣言をしてから早数日。


今の作者の心境は…



「終わらない…」



まさにこれです。



当初予定していた感じを書こうとすると、なかなか終わらないんです(笑)


まあせっかくなので丁寧に書こうとは思いますが…


「こいつ、お休み宣言したくせにまだやってるよ。」


と思わないでください。←


優しく見守ってください(笑)


…とにかく、最後まで手を抜かずにがんばりますので、よろしくお願いします！

episode68→←episode66

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す