できてればいいね（sksy） ページ13
5年後のお話
side sy
「今日は何時に帰ってくるの？」
「6時くらいかな？そんくらい。」
「適当じゃん」
「早く帰ってくるって。」
「うん。いってらっしゃい。」
「いってきまーす」
朝9時、作ちゃんが仕事に出掛けた。今日おれはオフなんだけど作ちゃんはドラマのお仕事があって、せっかくの休みも一緒に過ごすことは叶わなかった。
「んーっしゃあ、何しよっかなあ」
高校入学したくらいから付き合い始め、二人とも二十歳を超えたあたりで同棲を開始、1年のほとんどを一緒に過ごすようになった。不満はない。作ちゃん優しいし。楽しいし。
「そういえばこの間ゲームのアプデ来てたな。久々にやろっかな〜」
以前まで大好きだったオンラインゲームも立ち上げるのすら数ヶ月ぶりだ。操作方法は覚えていたから、徐々に感覚を取り戻していくのが楽しくてついやり込んでしまった。
「やっべ、もうお昼じゃん。何食べよ〜」
同棲するにあたって始めた料理。前までは全然やらなかったんだけど、お母さんに教えてもらったり、レシピを見ながら作ったりするうちに、得意料理と呼べるものがいくつかできて、難しい料理にも挑んでみたり。やってみると思いのほか楽しかった。雑誌のインタビューで好きな食べ物を聞かれると作ちゃんは「ガリさんの作ったやつはなんでも美味い」とか答えるようになってしまったくらいだから上達したと思う。
「いただきまぁーす」
同棲していることは(シェアハウス的な感じだとは)ファンに伝えてあるからあまり不審がられてはない、はず。今日は暑いからそうめん。お昼の番組を見ながらゆっくりとすすっていく。あ、ちょっと勢い良すぎた。ほっぺに汁が飛んだ。氷入れてたからつめてぇ〜。
「ん〜〜〜……どうしよう、お酒でも飲みながら作詞するかなぁ…」
あれ、お酒うちにまだあったっけ？冷蔵庫を開けると何本かストックしてあるビールがありすぐさまそれをプシュと開け口をつけた。あ、ちなみに煙草はやってない。作ちゃんが十代の時にボソッと「俺煙草の煙苦手なんだよね」って言ってたから。あとおれは作ちゃんと出来るだけたくさんの時間一緒に過ごしたいからね。煙草のせいで病気になる、なんて馬鹿なことできないんだ。
→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 229人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
curo(プロフ) - がりこさん» コメント有難うございます(´；ω；｀) がりこさんの夢に最高に可愛くてきゅるるるでふあっふあなそうやくんが出ますように…(？) これからも是非お読みください〜〜〜！(^_^) (2019年10月2日 22時) (
レス) id: 14b0a206e3 (このIDを非表示/違反報告)
がりこ - やばいですやばいです。最高です。そうやん可愛すぎて悶え死にます。鼻血でそう。最高の夢が見れそうです。 (2019年10月2日 22時) (レス) id: cfb915854f (このIDを非表示/違反報告)
curo(プロフ) - 京子さん» いつも有難うございます(T_T) 1×5喜んでいただけることももちろん、コメントいただけることも本当に嬉しいので少し書いてから寝ます…！笑 これからもよろしくお願いします(>_<) (2019年9月15日 1時) (レス) id: 8373f93501 (このIDを非表示/違反報告)
京子(プロフ) - curoさん» 1×5可愛すぎます＾＾ (2019年9月13日 20時) (レス) id: 297433a5df (このIDを非表示/違反報告)
curo(プロフ) - 三毛猫さん» 初めまして！うわあそう言って頂けて本当に嬉しいです；；；；グサッときましたか...よっしゃ…！1×5了解しました！またグサッとできるよう頑張りますね！笑 これからもよろしくお願いします〜〜〜！(T_T) (2019年9月13日 9時) (レス) id: 8373f93501 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：curo | 作成日時：2019年7月15日 22時
