君と話せば、疲れなんて（ytsy） ページ9
side sy
「みんな寝てんじゃん」
撮影から帰ってきた優斗が楽屋に入るやいなやそう呟いた。見渡すと確かにみんな横になって寝息をたてているようだった。
「次の撮影は？」
「今セット変更してるみたい。もう少し時間空いてから全員で撮るって。」
「ふ〜ん。まぁ呼ばれたら起こせばいいか。」
「みんな横になれるとこ占領してるじゃん〜俺も横になりたかったのに〜」
「横にはなれないけどここ座ったら？」
この楽屋にはソファが2つあって、ひとつはもれなく瑞稀くんが占領中。若干ある畳のところではしもっちゃんと作ちゃんが寝ている。もうひとつのソファは今俺が座っていて、少し横にズレて空いた場所をポスポスと叩いて示す。
「えーでも俺横になりたい〜」
「横になれるとこないでしょ。贅沢言うんじゃありませーん。」
「…あっ。あるじゃん。」
「は？」
「そうやん、膝枕して。」
「はぁ！？」
ワクワクと近づいてきた優斗に精一杯嫌な顔と言葉でやめろと訴えるが、その行動も虚しくあっさりと俺の腿に寝転がってきた。
「はあ…仕方ないな…」
「あれ、意地でも引き剥がすかなと思ったんだけど」
「疲れてる人を引き剥がすほど俺鬼じゃないんだけど？」
「ふふふ、そっかぁ〜」
「俺の膝枕は気持ちいいだろ〜？」
「うん、すっごいいいよ〜下手したら家の枕よりいいかもしれない」
「それはさすがに大袈裟じゃね？」
少し会話してから訪れた静かな時間、寝るんだろうなと思って俺も静かにスマホをいじり始めた。…んだけど。
「…なに」
「そうやんって睫毛長いなーと思って。」
「うわ、なに？急に」
「いつも俺の方が背高いから下から見るのが新鮮でさ〜」
「そ、それはわかったけど…はやく寝てよ、そんなに見られるのなんか、…」
「…恥ずかしいの？」
「は、恥ずかしいとかじゃないから！なんかすごい居心地悪いだけ！」
「あは、かわいい〜」
「うるせーかわいいとか言うな！」
「しーっ」
思わず大きな声が出てしまって優斗が俺の口を覆われた。下でしてやったり顔の優斗に少しキュンとしてしまって、慌てて目を覆い返してやった。
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curo(プロフ) - 雲屋さん» ありがとうございます〜〜〜（ ; ; ）頑張りますので何卒よろしくお願い致しますね！！ (2019年6月25日 0時) (
レス) id: 8373f93501 (このIDを非表示/違反報告)
雲屋(プロフ) - ゆとそや、さくそや最高すぎて今日一気に読み進めてしまいしました！これからも作品楽しみにしてます！ (2019年6月22日 20時) (レス) id: 5bc075ee3b (このIDを非表示/違反報告)
京子(プロフ) - はむ太郎さん» 素晴らしすぎます、、猪狩くんの可愛さが溢れ出てて読んでて心がギュッとします！笑 みんなから愛される猪狩くんほんとに尊い、、 (2019年6月20日 22時) (レス) id: 297433a5df (このIDを非表示/違反報告)
はむ太郎(プロフ) - 京子さん» わあ！有難うございます（ ; ; ）猪狩くんは可愛いの賜物なので表現出来ているなら幸いです。。。！笑 (2019年6月17日 23時) (レス) id: 8373f93501 (このIDを非表示/違反報告)
京子(プロフ) - はむ太郎さん» ゆとそや、さくそや最高です。猪狩くんがかわいすぎる、、 (2019年6月17日 23時) (レス) id: 297433a5df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：curo | 作成日時：2019年5月6日 10時
