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『なぁ猪狩〜！』
「ん〜？どした〜？」
『俺らのこと応援して！』
「いいよぉ〜！ふれっふれ〜がんばれ〜お〜！」
『もうひとアクションくれ！』
「えええ〜〜めんどくさいな…一位取ってきてくれなきゃそおや拗ねちゃうもんっ」
『えっかわいい…………』
「ほら一位取ってこい」
『よっしゃ任せろ』
ポンポンをしゃわしゃわと振ってクラスメイトを送り出す姿もこれまた可愛いんだ。でもそのやり取りはアウトだ。いや、チアリーダー的にはいい(？)んだけど俺的にアウト。
「…優斗借り人出るんでしょ？集合かかってるけど」
「…そうやん、スタンバっておいて」
「は？なに？」
この競技、運が良ければ好きな人とかいうカードを引けるんだ。絶対引いてそうやんを連れてゴールして、マイクに向かって俺のそうやんだからなーーーーー！！！！！！！！！！！！って叫んでやる。なーんて野心をゴオゴオと燃やし位置に着いた。足の速さなら、一緒に走るメンバーは一人を除いては勝てる自信しかない。一人だけ俺と同じくらいの奴いるけど。そんなこと言ってらんないんだ。右から2番目、そこのカードを取ると決めていざ走り出した。
「ゆうとーっがんばれー！」
そうやんが応援してくれてる…！待ってろ、今呼ぶから…！と狙っていたカードを取ろうとしたのだが横からスっと手が伸びてきて、目の前のカードが奪われていた。そのカードを持っていたのはさっき言ってたあの一人の野郎。あいつは紙を見てニヤリと笑った。ま、さ、か………
『猪狩くん！来て欲しいな！』
「え？おれですか？」
「おい俺のそうやんなんだけろ！？」
『行くぞ猪狩くん！』
「え？あ、はいっ」
俺を気にしながらもアイツに手を引かれ着いていくそうやん。まぁアイツはそうやんにとって先輩だし、体格も圧倒的にでかい。いくらそうやんでも逆らえないだろ。畜生、アイツふざけやがって、カードなんなんだよ。
とりあえず俺も適当なカードを手に取るとそこにはただ野球部と書いてあったから近くにいた仲間を連れてゴールした。アイツはなんと一番乗りでゴールしていたらしい。ゴールした順で、マイクへ向かってカードの内容を叫ぶ。それが合致していればポイントになる制度だ。
『俺のカードは…好きな人！！！』
は〜〜〜〜〜ああああああああああああ？？？
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curo(プロフ) - 雲屋さん» ありがとうございます〜〜〜（ ; ; ）頑張りますので何卒よろしくお願い致しますね！！ (2019年6月25日 0時) (
レス) id: 8373f93501 (このIDを非表示/違反報告)
雲屋(プロフ) - ゆとそや、さくそや最高すぎて今日一気に読み進めてしまいしました！これからも作品楽しみにしてます！ (2019年6月22日 20時) (レス) id: 5bc075ee3b (このIDを非表示/違反報告)
京子(プロフ) - はむ太郎さん» 素晴らしすぎます、、猪狩くんの可愛さが溢れ出てて読んでて心がギュッとします！笑 みんなから愛される猪狩くんほんとに尊い、、 (2019年6月20日 22時) (レス) id: 297433a5df (このIDを非表示/違反報告)
はむ太郎(プロフ) - 京子さん» わあ！有難うございます（ ; ; ）猪狩くんは可愛いの賜物なので表現出来ているなら幸いです。。。！笑 (2019年6月17日 23時) (レス) id: 8373f93501 (このIDを非表示/違反報告)
京子(プロフ) - はむ太郎さん» ゆとそや、さくそや最高です。猪狩くんがかわいすぎる、、 (2019年6月17日 23時) (レス) id: 297433a5df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：curo | 作成日時：2019年5月6日 10時
