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洗濯物を干して、厨房へ走る。
初日に来てくれた一静の母さんと及川の母さんが、合宿期間中の献立を全て考えてくれた。おかげで、俺は調理するだけでよくなり、他の作業もスムーズにできた。
早いもので、合宿最終日。
やっと終わる、と少し下瞼に隈を拵えたくらいにしてどんどん野菜を切っていく。今日は監督や父兄の奢りでバーベキューだ。準備が終わったものから運んでいく。
野菜を切り終わり皿に盛る。1年に頼んでいたおにぎりも握り終わったようで、次々に運び出されていく。それを確認して体育館へ向かった。
「ありがとうございました！」
大学生との練習試合も終わり、及川の声が響いた。扉を開けるとそれぞれストレッチをしている。俺に気が付いた一静が手を振った。シューズを履き替えて、近くへ行く。
「おつかれ」
「ありがと」
少しだけ言葉を交わし、すぐにベンチの方へ行く。1年がつけていたスコアブックを覗き見ると、なかなかに内容が濃かったのかスコア以外のことも書かれている。
「早く移動しろよー。裏でバーベキューやるぞー」
溝口さんの声で一層騒がしくなる。大学生達も移動を始め、一静と花巻が俺の横に立った。
「俺スクイズ洗ってから行くわ」
「手伝うよ」
「いや、先にたらふく食ってて」
俺のも取っておいてね、と一静に言ってすぐにスクイズを回収してまわる。チラッと見えた一静は及川達と楽しそうに話していた。
「青城のマネくんだよね」
「そうです」
まただ、と思いながらも邪険にはせずちゃんと対応する。
「俺らの方もメモってたりすんの？」
「ああ、それなら昼終わって2ゲーム目のがあります」
「あとでコピーとってい？」
「もちろん」
ありがと、と言って体育館から仲間と出ていくのを確認して、俺もスクイズを洗いに水道まで走る。
「Aー、早くしねーとなくなんぞー」
「取っといてってお願いしたじゃん」
「ちゃんとあるよ」
遅れてバーベキュー会場となったスペースに駆け込むと、一静と花巻が手招きしていた。皿を受け取って箸を割る。
「肉！」
「今合宿もよく頑張ったな」
「毎回サンキューな」
「二人もおつかれ」
二人と麦茶で乾杯して、俺のバーベキューは始まった。皿に盛られている肉にがっついていると、先程の大学生が来た。
「これどうぞ」
ファイルから出したメモを先に渡す。
「さっすが〜」
受け取ったメモをポケットに突っ込んだ。
「じゃ、またね」
すぐに終わったやりとりに少し安堵する。
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シャバ僧(プロフ) - しおさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！及川も花巻も友達思いだと思うので、嫌がってる堂島を連れていった先輩に嫌悪感示しそうだなと、この展開にさせていただきまました！なかなか松川夢ってないので、自分のためにも頑張ります！笑ありがとうございます！ (2022年8月11日 8時) (
レス) id: 97accd6b89 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 展開が！！最高すぎます！！松川だけじゃなく花巻達まで不快に思ってる感じ本当に最高です...たくさん更新してくださるのでとても助かってます、これからも頑張ってください！^_^ (2022年8月11日 3時) (レス) @page5 id: 8068b429a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャバ僧 | 作成日時：2022年8月9日 11時
