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なるほど、と閃き思ったことを言う。
「青城に行くって決めたのも松川がいるからだし、高校でバレーはやらないって決めたけど、マネなら誰よりも側で支えられるじゃん？」
少しの嘘を混ぜつつ滑らかに言葉を紡ぐ。
真相を知っている岩泉は何かを堪えるように奥歯を噛んでいる。
「だから俺は今幸せだよ」
本心をそのまま言えば、花巻は少し目を見開き驚いている。岩泉は表情を和らげた。
「ふーーーん。まぁいいけど。Aちゃんは優秀なマネだから感謝してるし。でもまっつんだけってのがなんかムカつく！」
「まぁ俺とAの超絶信頼関係は何にも変えられないからネ」
「その通り」
「ふーーーんだ！！」
松川と笑いながら不貞腐れたような及川に「冗談だって」と軽く肩を叩きながら言う。
「俺にとってはみんな大事な選手だよ。そこに優劣はないから」
「当然でしょ！！」
「はいはい」
とりあえず今日は病院な、と言ってそれぞれのクラスに戻った。
午後の授業を乗り越え放課後となった。
いつも通り、部室へ松川と花巻の三人で向かう。くだらない話をするが、主に姉の話だった。
「確か姉貴は昔松川のこと好きだったよ」
「そーなの？」
「罪なオトコ」
花巻は俺と松川のことに気が付いてるらしい。茶化すでも何でもなく、いつも通り接してくるところに花巻の優しさを感じる。
「今はわかんないけど、好きな人の前であんな恰好しないだろうからもう違うと思う」
「なるほどね」
「俺もモテたいー」
部室前で叫ぶ花巻に苦笑いする。松川も呆れて溜息を吐いた。
「花もそういうの言わなきゃモテるだろうに」
「同感」
部室に入ると岩泉と矢巾、渡がいた。
「お疲れ様です！」
「おつかれ」
「よーっす」
さっさと着替えて先に部室を出る。「あとでな」と声を掛けるとその場にいた全員が返事をした。
体育館へ行くと既にギャラリーに女子がいた。まだ部活動見学の期間で、正式入部が決まっているわけではないから及川目当てが大半だろう。
「すみません、今日は及川病院でいないんですけど、大丈夫ですか？」
面倒だが途中でギャラリーに動かれるよりマシなので声を掛ける。
「そーなの？！」
「及川先輩どうしたんですか！？」
「大事を取っての判断です。今日は戻る予定ありません」
そっかー、と言って半数の女子がギャラリーから移動し始めた。それと入れ違いで部員と入部希望者が入ってきた。
名簿と照らし合わせると数名減っている。
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シャバ僧(プロフ) - 優愛さん» ご要望ありがとうございます！負けず嫌いな男主なので、まだ未定ですが、一応別で男主受け松川夢ございます……よろしければ、どうぞ(宣伝) (2022年12月8日 23時) (
レス) id: 97accd6b89 (このIDを非表示/違反報告)
優愛(プロフ) - 主人公は受けがいい!! (2022年12月8日 21時) (レス) @page35 id: 5e22586db0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャバ僧 | 作成日時：2022年6月14日 0時
