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食卓に松川の分だけ朝食を並べる。
「俺風呂行ってる間にメシ済ませて教科書とか取ってこい」
「そーだな。Aママ、いただきます」
「召し上がれー」
両手を合わせて母に声を掛ける。松川は昔からうちの母とのコミュニケーションがうまい。今でもAママ、と呼ぶのは普通なら違和感があるが、そう呼んだ方がキゲンがいいと以前言っていた。
急いで風呂場へ行きシャワーを浴びる。
頭も顔も身体も、昨日姉に言われたからしっかり洗う。少し時間がかかったかと浴室のドアを開けて洗面台に置いてある時計を見るが、いつもとあまり変わらなかった。タオルを取り身体を拭いて下着を履きインナーを着る。
「はよー」
「おはよ」
髪を乾かしていると姉が来た。横に並んで歯を磨こうとするものだから腕が当たりそうになる。
「ちょ、邪魔」
「朝からかわいくないなー我が弟」
「はいはいごめんごめん」
思ってないやつ、と殴るフリをして俺で遊ぶ。髪を乾かし終わって歯を磨いているとザバザバと顔を洗い始めた。「ゔー」と唸った。
「マジで色気なさすぎ」
「女のリアルはこんなもんよ」
「知ってる」
いつも通り軽口を叩きながら歯を磨き終える。
「アンタ彼女は？」
「ねーちゃん見てて欲しくなるわけねぇじゃん」
「韻踏んだ？」
「だとしたら踏むとこ間違えてっしょ」
マジだ、と言いながらスキンケアを始めた姉を置いてリビングに戻る。
「一静くんさっき帰ったよ」
「うん」
アンタも食べちゃいなさい、と言われ用意されていた朝食に手を合わせ食べ始める。
「今日の弁当何入ってんの」
「朝ご飯のうちに昼ご飯の話しないの」
「これくらいいーじゃん」
春巻きと肉じゃが、と短く答えて母もパートに行く準備を始めた。朝食を綺麗に平らげて食器をシンクに下げ松川の分と合わせてさっさと洗う。
「ちゃんとお湯で洗った？」
「うん」
手を拭き制服に着替える。階段を昇って部屋に戻り、教科を確認しながら荷物を詰め込む。エナメルバッグに新しいTシャツと替えのジャージを入れた。
「イッセーくん来たよー」
「はーい」
下から呼び掛けられ返事をする。忘れ物がないか確認して階段を降りた。
「お待たせ！」
「ダイジョーブ」
「走った？」
ちょっとね、と笑う松川と二人で「行ってきます」とリビングの方に声を掛けて家を出た。
腕時計を見る。6時40分だった。昨日より少し遅いと気が付き、松川に断りを入れて走って部室へ向かった。
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シャバ僧(プロフ) - 優愛さん» ご要望ありがとうございます！負けず嫌いな男主なので、まだ未定ですが、一応別で男主受け松川夢ございます……よろしければ、どうぞ(宣伝) (2022年12月8日 23時) (
レス) id: 97accd6b89 (このIDを非表示/違反報告)
優愛(プロフ) - 主人公は受けがいい!! (2022年12月8日 21時) (レス) @page35 id: 5e22586db0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャバ僧 | 作成日時：2022年6月14日 0時
