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立ち尽くし、俺の言葉の意味がわからないというように目を白黒させている。
「さ、作業がまだあると思ったので、その」
「あわよくば、得点板やりつつ練習してる及川たちを見れると思った？」
君の顔にはそう書いてるよ、と指摘すれば噛み付くように声を荒げた。
「勝手に決め付けないでください！！」
「じゃあ、体育館と聞いてテンションが上がったのは何で？ちなみに俺は最初に仕事を3つって言ってるよ。聞いてなかった？」
そう言うと言葉を紡げず押し黙る。
「ねぇ、やめよ、印象悪いよ」
もう一人の子が宥めるように言う。
「ただ、確かに俺も意地の悪いことをした。敢えて二人余るように割り振ったから、それはごめんね。でも、本当にマネージャーやりたいならこんなに噛み付いてこないはずだから」
謝罪しながら荷物を取るように促す。
宥めた子は頭を下げながらもう一人を荷物の方へ連れて行き、それぞれ荷物を持つと帰っていった。
「Aちゃん、随分鬼になったね」
「まぁ、今回は仕方ねぇわ。ちょっとクセが強かった」
「部員目当ての洗い出しって、面倒なことよくやるな」
よくやるな、とは言われるがそれはコイツらのためだ。
「基本及川目当てだからな。そいつら蹴散らさないと永遠に鼻の下伸ばしてるだろコイツ」
「確かにな」
「んなことないから！！」
そんな話をしながら時計とスマホを取り出す。あと3分で早ければタオルを畳んでいる三人が戻る時間だった。
「ちょいごめん、ドリンク前半の分は置いてあるから、一回外出るな」
「ああ。」
「いってらっしゃーい」
及川と岩泉に伝えて靴を履き替え外に出る。まだ人が来る気配はなかった。
設定した時間が過ぎる少し前、パタパタと畳んだタオルを抱えた三人が見えた。設定していたタイマーを切る。
「お疲れ様、タオルはあとで俺が準備室に運ぶから、体育館の入り口に置いてもらえるかな」
「はい！」
体育館に中に扉から顔を出して呼び掛ける。
「ここのタオル使わないでくれな！」
「オァース」
返された声に笑いながら1年の女子たちに向き直る。
「じゃあもう少しこのまま待機ね。他の子たちもそろそろ来るから。」
「はい」
タイマーが鳴る。
(タイムオーバー)
ドリンク作りの四人がバタバタと走ってきた。それを「お疲れ」と告げて迎え入れる。
「少しかかったみたいだけど、何かあった？」
「あ、ちょっと水入れる量とか間違えちゃって……」
と言いながらわかりやすく視線を逸らす。
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シャバ僧(プロフ) - 優愛さん» ご要望ありがとうございます！負けず嫌いな男主なので、まだ未定ですが、一応別で男主受け松川夢ございます……よろしければ、どうぞ(宣伝) (2022年12月8日 23時) (
レス) id: 97accd6b89 (このIDを非表示/違反報告)
優愛(プロフ) - 主人公は受けがいい!! (2022年12月8日 21時) (レス) @page35 id: 5e22586db0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャバ僧 | 作成日時：2022年6月14日 0時
