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「えー、ねぇ岩ちゃん、なんか課題ってあったっけ？」
飯も風呂も済ませ、あとは寝るだけというタイミング。及川が思い出したように口を開いた。
「ねぇだろ。学祭までの間減ってんだし」
そうだよね、と言って及川は少し黙る。なんのことか分からない俺と一静は、そのままペンを走らせた。
「お？コイツらのはただの予習だぞ？」
花巻が携帯をいじりながら二人に言う。先に風呂を済ませていた俺と一静は、三人が風呂に入っている間、いつも通り勉強をしていたのだが、どうやらそれのことだったらしい。
「相変わらずよくやるねぇ」
「やらねぇで焦るよりマシだわ」
「よく置き勉しねぇよな」
「まぁ、一応進学予定なんで」
一区切りついたところでノートを閉じ、時計を見る。23時になろうとしていた。
「お前らテキトーにソファーか玄関で寝ろよ」
「玄関って選択肢、まーだ生きてんのかよ」
「まぁ好きなとこで寝ろよ」
「松〜、俺もお布団いーれて？」
「ヤダね」
勉強道具を片付けながら立ち上がり、一静が冷蔵庫からミネラルウォーターを出す。花巻がふざけて一静の腕に絡み付くが、一静は鬱陶しそうにそれを払った。
「ちぇっ、松のケチ！」
「あのね、俺らいきなり押しかけられてんの」
「事前に言ってくれりゃ布団くらい買っといたっつーの」
「寝袋持ってくりゃよかったな」
「食材じゃなくてそっちを買うべきだったね」
「食材ねぇんならどっちにしても入れねぇよ」
及川に向けてベッと舌を出すと、対抗して及川も舌を出した。
「コラコラ、及川の真似しちゃダメでしょ」
「ごめんなさーい」
「先にやったのAちゃんだからね？！」
「岩泉ー、さっさと寝んべー」
「ここ倒すといいのか？」
「ちょっと！！じゃんけんでしょ！！」
騒がしい及川と、さっさと寝る準備を進める花巻と岩泉をリビングに残して寝室へ。
入った途端、一静に抱き締められた。
「どうしたよ」
「別に、ただ触りたかっただけだけど」
「まぁ、家でイチャつけなかったことなんてねぇもんな」
ん、と小さく唸りながら俺の首筋に顔を埋める。甘えられるのが好きな俺からすれば、こうやって一静からくっついてくるのはカワイくて仕方がない。
「ほら、寝るぞ」
「たくさんキスする」
「ん、いーよ」
カワイイことを言うもんだ、と思いながら布団に入り、身体をくっつける。一静の体温と匂いに包まれて、心が落ち着くのが分かった。
「A、ん」
ツンとした唇にキスをした。
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シャバ僧(プロフ) - しおさん» 原作にない流れを書くこともあり、まだ展開が半端ですが、またペースを戻せるように頑張ります！こんな長い小説をここまで読んでくださりありがとうございます！ (2022年11月7日 8時) (
レス) id: 97accd6b89 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - シャバ僧さん» そうだったんですね...！いつもお疲れ様です泣覚えて頂けて嬉しいです！！楽しみにしてます！ (2022年11月7日 0時) (レス) @page26 id: 8068b429a0 (このIDを非表示/違反報告)
シャバ僧(プロフ) - しおさん» こちらこそありがとうございます！！烏滸がましいですが、スランプ気味で筆が乗らなかったため、更新が遅くなってしまいました……またコメントいただけて嬉しいです！更新頑張ります！ (2022年11月4日 21時) (レス) id: 97accd6b89 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 5人のわちゃわちゃかわいいですありがとうございます...!!! (2022年11月4日 21時) (レス) @page26 id: 8068b429a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャバ僧 | 作成日時：2022年10月6日 12時
