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三人が野菜を切ったり、米を研ぐのに苦戦する中、俺は切り終わった玉ねぎをバターで炒めていた。
「俺は、献立考えんのが苦手」
徐に話し始めた俺に三人がパッと顔を向けた。
「え、でも合宿の時すんごい品数作ってくれるよね？」
「あれは、手伝いで来てくれた母さん達が考えてくれてる。」
「弁当は？」
「弁当はローテ。2週間分、住み始めてすぐに一静の好きなものと俺の好きなもの組み合わせて決めた」
ひとつ目の料理に関する苦手なことを伝えると、三人は少し驚き手を止めた。
「手ぇ止まってる。進めねぇと帰る時間なくんぞ」
「え？泊まるよ？」
「及川玄関な」
「俺は岩ちゃんとソファー！！」
「こないだ嫌がってたじゃねぇか」
いきなり来ていきなり泊まる、と言うあたりにそこはかとなひ及川みを感じながら苦笑いする。
「別にいいけど、マジで布団ねぇから」
「てーか、そのソファーならリクライニングさせりゃギリ三人寝れね？」
「ゴリラ三頭は無理だろ」
「ちょっと、悪口やめてよね」
「及川はGって言われてたぞ」
「なにそれ最悪」
炊飯器を早炊きでセットした及川は、役割を終えたと思ったらしくソファーへ向かう。
「及川、まだだぞ」
「えー、なにやればいいの」
「炒めるの代わって」
「ウィース」
と、不機嫌そうに返事をしながら俺と立ち位置を変える。いくらいい部屋のキッチンといえど、男四人での作業は無理があった。
「ここ、こんな狭くねぇんだけどな」
「みんなデカいから仕方ねぇよ」
「アベレージ181cmくらい？」
「平均下げて悪かったな」
俺と岩泉が不機嫌さを隠さずに言うと、花巻と及川は隠すことなく笑い、一静は苦笑いした。
「ふたりもねぇ、バレー部以外の男子と比べたら背は高いんだけどねぇ」
「ケンカ売ってんのか？」
「だとしたら買ってやるぞ」
「岩泉、存分にやってやれ」
「ちょ！！ホントのことでしょ？！八つ当たり反対！！」
玉ねぎが焦げないように木ベラを動かしながら、及川は俺と岩泉をチラリと見る。岩泉は任せていたじゃがいもの皮剥きをやっと終え、包丁を手に持つところだった。
「今の流れで包丁持つと怖ぇな」
「俺に向けないでね？！」
「なんだ？フリか？」
「絶対違うから！！」
「いいから手ぇ止めんなって」
岩泉はじゃがいもを半分に切り、さらに小さく六つに切り分けた。
「できんじゃん」
「包丁は使えるのな」
その後も四人でごちゃごちゃとしながら、五人分のカレーを作った。
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シャバ僧(プロフ) - しおさん» 原作にない流れを書くこともあり、まだ展開が半端ですが、またペースを戻せるように頑張ります！こんな長い小説をここまで読んでくださりありがとうございます！ (2022年11月7日 8時) (
レス) id: 97accd6b89 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - シャバ僧さん» そうだったんですね...！いつもお疲れ様です泣覚えて頂けて嬉しいです！！楽しみにしてます！ (2022年11月7日 0時) (レス) @page26 id: 8068b429a0 (このIDを非表示/違反報告)
シャバ僧(プロフ) - しおさん» こちらこそありがとうございます！！烏滸がましいですが、スランプ気味で筆が乗らなかったため、更新が遅くなってしまいました……またコメントいただけて嬉しいです！更新頑張ります！ (2022年11月4日 21時) (レス) id: 97accd6b89 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 5人のわちゃわちゃかわいいですありがとうございます...!!! (2022年11月4日 21時) (レス) @page26 id: 8068b429a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャバ僧 | 作成日時：2022年10月6日 12時
