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ガタガタと音を立てながら机を移動させ、振られた役ごとで集まる。調理になったはいいが、殆どが女子だった。
「堂島って料理できんだ？」
「合宿で飯作ってんの俺だからな」
「マジ？大変そー」
部活事情を知らない女子達は、俺が料理を作っていることに驚きながらメニューについて話を戻そうとする。
「回転早くしたいよね」
「すげぇマジな話すんじゃん」
「あとどうせ他のクラスの食べてくるし、全体的に量少なくていいかな？」
「その方が材料費も節約できるね」
学祭では、出し物や衣装、接客などを総括して最も人気のあったクラスが表彰される。どのクラスも狙っている。特に女子は、
「うちのクラスの女子マジ学年一かわいいから」
「負けないよねー。てゆーかミスコンもいただきじゃない？」
「わかるー」
といった調子で、顔面偏差値がどーのこーのというのだ。
「ミスターはどうだろね」
「だって5組及川出してくんでしょ？」
「下級生ホイホイじゃん」
「Gみたいに言うじゃん」
「似てるじゃん。色とか」
茶髪な、と適当に相槌を打ちながらスマホを取り出す。夏服になりジャケットを着なくてもよくなったが、やはり暑い。もう、だいぶ夏だ。袖を捲りそれを肘上まで押し上げる。
「堂島ってほんとに細いよね」
「女子泣かせ」
「女子と並ぶことねぇからいーんだよ」
「ああ、並ぶのゴリラ軍団だもんね」
「
苦笑いしていると、一静と目が合った。軽く手を振れば、同じように振り返される。
「マジで仲良いよね」
「まぁね」
「倦怠期とかないの？」
「まだ大丈夫かな」
クラスで俺と一静の関係を知らないやつはいない。否定するやつも幸いおらず、寧ろ肯定的な態度が多い。それが逆に違和感を生んだが、どいつも口を揃えて「松川と堂島だし」と言う。ほぼセットだろ、と。
「A、ちょっとこっち来て」
調理係の女子達と話していると、一静が唐突に俺を呼んだ。何か分からずそちらへ行くと、衣装係の女子がいた。なるほど。
「スカートとスラックスどっちがいい？」
「普通にスラックスがいい」
「ロングスカートは？」
「どっちにしてもスースーすんだろ」
長くてもヤダよ、と眉を顰めれば、一静が少し残念そうな顔をする。
「なに」
「Aがメイクしたらカワイイだろうなぁ、って」
「なに、そっちのが好きなの？」
「そうでなくて」
「痴話喧嘩ヤメロー」
俺と一静の言い合いに周りが苦笑いした。
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シャバ僧(プロフ) - しおさん» 原作にない流れを書くこともあり、まだ展開が半端ですが、またペースを戻せるように頑張ります！こんな長い小説をここまで読んでくださりありがとうございます！ (2022年11月7日 8時) (
レス) id: 97accd6b89 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - シャバ僧さん» そうだったんですね...！いつもお疲れ様です泣覚えて頂けて嬉しいです！！楽しみにしてます！ (2022年11月7日 0時) (レス) @page26 id: 8068b429a0 (このIDを非表示/違反報告)
シャバ僧(プロフ) - しおさん» こちらこそありがとうございます！！烏滸がましいですが、スランプ気味で筆が乗らなかったため、更新が遅くなってしまいました……またコメントいただけて嬉しいです！更新頑張ります！ (2022年11月4日 21時) (レス) id: 97accd6b89 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - 5人のわちゃわちゃかわいいですありがとうございます...!!! (2022年11月4日 21時) (レス) @page26 id: 8068b429a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャバ僧 | 作成日時：2022年10月6日 12時
