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東峰side
(すごい見てくるなぁ)
公式WUの時もそうだったけど、
目付きが悪いとか、イカついとかでもないんだけど、こう、圧がある。
青城がタイムアウトを取って、マネージャーはやっと俺達から目を離した。ドリンクとタオルはベンチメンバーが配ってた。
「もしかして、もう気付かれた……？」
「早ぇな、クッソ……」
影山と日向の速攻の合図が気付かれたんじゃないかって、スガと影山は落ち着かないらしい。タイムアウトも及川が取ったみたいだし、そうなんだろうな。
「オオーイ！深刻な面してらしくねぇなあ！」
「いや、ノヤっさん！コイツは大体いつもこんな顔だ！牛乳か飲むヨーグルトで迷ってる時も同じ顔だぞ！」
通常運転の西谷と田中は影山をおちょくって遊んでる。羨ましいくらいいつも通りだ。
「俺、中坊ん時あのサーブ取ったことあるわ」
西谷と田中、日向が気合いを入れ直してる。ふと青城の方を見ると、マネージャーが真剣な顔でレギュラーと話してた。
「旭？どうかしたか？」
「あ、いや、あのマネージャー、凄いなーって」
「ああ、旭も知ってるのか」
「え、何を？」
大地に話しかけられたから、素直に思ったことを言ったけど、どうやら俺が思ってるのと違う意味らしい。大地を見ると、大地も意味不明って顔に書いてる。
「何をって、A、青城のマネージャー、中学では凄い奴だったみたいだぞ」
俺もこないだ知ったんだけどな、と苦笑いしている。
中学、凄いやつ、目、
「もしかして、元セッター？」
「やっぱ知ってるのか？」
「いや、詳しくは知らないんだけど、中3の時に大会で倒れたやつがいたんだ。確か、俺の1個前の試合だったんだけど、」
その人かなって、と言いながらまた青城を見る。今度はマネージャー本人と目が合った。その目がすっと細められる。
そうだ、思い出した。
凄い細くて、あんな腕でどうやって止めてんだ、って思ったんだ。レシーブも上手くて、サーブも、確かジャンプサーブだった。パワーはないけど、なんでもできるやつなんだなって。
「なんでバレー辞めたんだろうな」
「及川がいるから、らしいぞ」
「え、でもあのふたりいたら凄い厄介だし、全国行けそうなのに」
勿体ない。なんて言ったら失礼かもしれないけど、やっぱ、思っちゃうよ。
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シャバ僧(プロフ) - ひなさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！頑張って完結まで書き切りますので、今後ともよろしくお願い致します！ (2022年9月9日 17時) (
レス) id: 97accd6b89 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - コメント失礼します。この作品すごく好きです！画像もかっこいいですね。応援してます！ (2022年9月9日 0時) (レス) id: c76bd02e2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャバ僧 | 作成日時：2022年9月2日 21時
