兄が過保護で困ってます!!【不死川実弥】

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葉月「私を殺す必要なんてある？」


鬼舞辻「あるに決まってるだろう」


葉月「んー。柱だから？」


鬼舞辻「･･････お前、まさか知らぬのか」







いや、ちょっと待て


そんな呆れた顔で私を見ないで

なんか惨めな気持ちになるんだけど･･････







葉月「なんのこと？教えてよ」


鬼舞辻「お前の血筋を絶やしたい」


葉月「血筋？不死川の？」


鬼舞辻「“産屋敷”の血筋に決まってるだろう」






葉月「･･････はぁ?」






えっ？

ちょっと待ってよ？

今、コイツは何て言った？






葉月「えーと、何馬鹿みたいなこと言ってるの？私がお館様と血縁関係があるって言いたいの？」


鬼舞辻「記憶はないだろうがお前は親に捨てられた」







親に捨てられた?

私には最初からお母さんとお父さんがいたよ






鬼舞辻「気になるなら昔住んでた家に行け」

葉月「･･････住んでた家？」








私が住んでいたのは

お兄ちゃんたちと住んでいた

2階の･･････








･･････違う

もう1つ違う家が思い浮かぶ



森の中の小さな木の家



この家は確か･･････

お父さんと一緒に散歩に行ったとき･･････









葉月「ウッ!!!･･････あﾞぁッ!!!うﾞぁﾞぁﾞぁっ!!!!!!」








頭が割れてしまうかのような痛みが走る



目の前に無惨がいることは分かってるのに

あまりの痛みに頭を抱え込み膝をついてしまう



脳内を記憶が満たす

溢れ出す･･････






あの･･････

森の中の家は･･････

木で出来た小さな家は･･････





知っている

私は昔に“住んでいた”


その家が私が“生まれた”場所







葉月「私は･･････不死川葉月ではない」


鬼舞辻「そうだ。お前は･･････」


葉月「私は･･････、鬼の子･･････？」

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