7…約束 ページ8
貴「お母様達が居る時は、なるべく物音を立てないでほしいの!」
すると、コマさんとコマ次郎さんはお互いの顔を見るなり
コ「勿論ズラ、約束するズラ!」
次「オラもズラ!」
貴「有難う(ニコ」
買い出しの帰りに出逢った土蜘蛛さんだけでなく、コマさんもコマ次郎さんも…。いつの間にか、心が少しずつ許していった。そして、ある事を思い出した。
貴「そう言えば、ずっと気になっていたんですけど…あるお方って誰の事何ですか?」
突如、私の何気無い言葉に、コマさんとコマ次郎さんは困った顔をしていた。
コ「…その…名だけは言わないでほしいって言われたんズラ…」
貴「…言わないでほしい?どうしてですか?」
次「それが、オラ達もよく分からないんズラ…」
貴「そう…ですか…仕方がないですね」
頭の中はモヤモヤしていたけれど、また自分の勝手で相手を傷付けたくはない。私は、ぐっと我慢した。
コ「Aちゃん…すまねーズラ…」
貴「!?御免なさい、気にしないで…」
思わず目を
ギュッ
コ/次「ズラ!?」
私は、コマさんとコマ次郎さんの事を思いっきり抱き締めた。
貴「コマさん、コマ次郎さん…本当に有難うございます!私の為に…」
時が流れている事をすっかり忘れていた。
ガラッ
母/姉1,2「ただいま〜!」
お母様達が帰って来た。
貴/コ/次「…っ!?」
慌ててコマさんとコマ次郎さんを離し、お母様達の元へと向かった。
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奈乃 - 更新頑張ってください。 (2017年10月23日 6時) (レス) id: c59f4f4f60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珊瑚礁 | 作成日時:2016年9月23日 21時