妖魔界からの救いの手 (ページ17)

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16…味方ページ17

貴「よっと…」

うんがい鏡さんの言った通り、商店街に着いた。

貴「凄い…！！うんがい鏡さん、有難うございます(ﾆｺ」

う「いいえ、当然の事をしたまでです(ﾆｺ」

ち「さあ、買い物に行くモチ」

貴「はい！」

～

貴「ふぅ～、沢山買っちゃった！」

老「今日は、何を作るんでありんす？」

貴「…えーと、秘密です(ﾆｺ」

老「えぇ～、教えてでありんす！」

ち「いずれにせよAさんの手料理だから、尚更美味いんだろうモチ！」

貴「…っ！？そっ、そんな事ありませんよ;;」

老「またまた～」

貴「もぉ～、2人して私の事をからかわないで下さいよ…;;」

一瞬にして顔が熱くなるのを感じた。焦る私を見て、ちからモチさんと老らんさんが笑っていた。

ち「ははっ、本当の事だモチ！」

老「そうよ、私達は嘘なんかつかないでありんす！」

…やっぱり、お母様達とは違う。こんなおんぼろの私を優しく接してくれる。私の味方は、妖怪さんだけ…。

貴「…有難うございます」

ち/老「！？」

老「急にどうしたんでありんす？」

貴「…えっ、何でもありません！」

隠すように慌てて誤魔化した。また、やってしまった。本当は嘘なんかつきたくなかった。どうして、素直になれないの？

ち「大丈夫モチ？」

貴「…っ、大丈夫です」

老「Aちゃん…」

ちからモチさんと老らんさんが、私の顔を見て心配してきた。…心配かけちゃ駄目。そう思いながら、そっと目を瞑った。

貴「買い物の付き添い有難うございました！さあ、家に帰りましょう(ﾆｺ」

私は、今まで以上の笑みを見せた。