妖魔界からの救いの手 (ページ15)

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14…日頃の疲れページ15

次「Aちゃん、そろそろ家に戻らないとまずいズラよ？」

貴「…っ、そうでした！」

私は、急いで家に戻り朝御飯の準備をした。おかずを作っていると、お母様が台所に来た。

母「…あらっ、今日は早いのね！朝御飯の準備は出来ているのかしら？」

貴「…はい」

私は、何気無い顔をしながら御飯を茶碗に盛った。コマ次郎さんが教えてくれなかったら…今頃は。そう思うとゾッとした。

母「ほらほら、早く茶の間に持って行きなさい！」

貴「はっ、はい！」

～

その頃…

コ「皆、良いズラか？Aちゃん以外の人が家に居る間は、絶対に物音を出してはいけないズラ！分かったズラか？」

全「…(ｺｸ」

コ「それじゃ、オラ達の任務を始めるズラよ！！」

全「おおー！！」

～

一方…私は今、留守の最中だった。

貴「はぁ～、疲れた…」

ガ「A様、何かお望みはありますか？」

いつの間か、ガッテンマーヤさんが私の側に居た。

貴「ﾋﾞｸｯ)ガッテンマーヤさん、いつの間に！？…特には」

断ろうと思った時、いきなり肩を触ってきた。

ガ「あらっ？肩が凝っているみたいですね！」

貴「えっ？」

言われてみれば、ずっと働きっぱなしだからな…。肩が凝るのも当然よね。

ガ「せっかくですしお揉(ﾓ)みになりますよ？」

貴「…それじゃ、お願いしようかしら？」

ガ「ガッテン承知です！」

貴「…っ！？」

流石は妖怪家政婦。とても気持ちが良く、日頃の疲れが少しずつ取れていった。

～

貴「有難うございます！お陰で疲れたが取れました(ﾆｺ」

ガ「それは何よりです！」