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ふたりとも2杯ずつ飲んだところで、ラストオーダーの時間となり。
かなり気が合って、楽しく話していたから
ちょっと残念、かも？
「今度また、来るね。」
「はい、お待ちしてます」
そんな会話を終えて、彼は店を出て行き
俺は席から立って裏を覗きに行く。
「お疲れー。」
「あ、お疲れ様です！」
丁寧に挨拶をしてくれる後輩達の後ろに、雅紀。
「雅紀、お疲れ。」
「…あぁ、うん。」
ん？あれ？
なんかちょっと機嫌悪い？
「まだ、かかるよな？
前のコンビニで待ってるわ。」
「うん、終わったら行く。」
「…おう」
なんだろ。疲れたのかな。
それでも、なにかあって例えば傷ついたときとかも、
俺にはそれを隠そうとするアイツなのに、ちょっと変だな。
ま、家かえったら聞いてみるか。
そんなことを思いながらコンビニへ行くと
「…あれ」
「…また！」
またあの、お客さんが。
「なんだか、よく会いますね！」
「ほんと！」
そこからまた、さっき途中だった話をしたりして。
と、ひと段落したところで少し言いにくそうにしながら彼が携帯を取り出した。
「あのさ、さっき言い忘れたんだけど、
もしよかったら…」
と、俺に携帯電話を差し出しかけたとき
「…！？」
ふいに、俺の手首が誰かに握られた。
「…雅紀？」
「…お待たせ」
そこにはいつもの笑顔を封印した、雅紀がいて。
でも、彼を見るといつものように
ニコ、っと笑って見せた。
「終わったなら、連絡してくれれば…行ったのに…」
「終わったら行くって、行ったっしょ？」
「…そう、だけど」
そんな俺たちのやり取りを見て、気まずそうな彼。
「お兄さん、待ち人って、もしかして…」
「…あ、うん、そうです。
急にごめんなさい…また、店で。」
「あ、うん、またね…」
そう言うと、彼は会計を済ませ
素早く、帰って行った。
俺の手は、何故か
未だ雅紀に取られたまま。
「…雅紀、俺らも、会計…」
そう言うと俯いていた雅紀はバッ！と顔を上げ、
俺の手を引いてレジへ向かう。
促されるがまま、会計をして
外へ出て、タクシーを停める。
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紗倉櫻(プロフ) - 乃絵さん» ありがとうございます！なんとか完結しました…笑 嬉しいお言葉、ありがとうございます！私自身もまた会いたいなぁ、と思っております！ (2015年12月18日 9時) (
レス) id: da919f493b (このIDを非表示/違反報告)
紗倉櫻(プロフ) - なっこさん» コメントありがとうございます！スローペースなこのお話にお付き合いいただきありがとうございました。そんな風に言っていただけて嬉しいです…！私もこの2人だいすきです♪なっこさんもお気を付けて！ (2015年12月18日 9時) (レス) id: da919f493b (このIDを非表示/違反報告)
乃絵(プロフ) - 完結お疲れ様でした。可愛くて可愛くて毎回会うのが楽しみでした。素敵な２人にまた会いたいです。 (2015年12月17日 17時) (レス) id: 6d402cac22 (このIDを非表示/違反報告)
なっこ(プロフ) - 完結、おめでとうございます!! 本編から、ずっとこのほんわかした物語が好きでした。これで完結というのは、寂しいですが何だか次の構想もあるようで…？ 笑。 楽しみに待ってます(￣^￣)ゞ 寒いですが、体調お気を付けて下さい。 でわ！ (2015年12月13日 21時) (レス) id: 13722848b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗倉櫻
| 作成日時：2015年12月12日 21時
