my self . Ⅰ【ドラコ・マルフォイ】 (ページ49)

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随分と質の良いものだろう、私はマフラーを触ってびっくりした。

そのマフラーを大事に机に置いて、ベットから身を下ろす。筋肉痛やらが重なって身体中が痛かったが隣のベットへ行ってそばの椅子に腰を下ろした。

セドリックは見たところ大きな外傷もなく大丈夫そうだったので安心した。しばらくそうしていると、セドリックが目を覚まし体をゆっくり起こした。

「結局あの試合に勝ったけど、やり直した方がいいと思うんだ。Aはどう思う？」

ハリーが落ちてからも試合は続けられ、ハッフルパフが勝った。でもシーカーが居ない状態での試合は確かに不公平だったと私はも思った。

『確かに、私もそう思う』

私たちはその日、試合のやり直しを求めた。

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ホグズミードの日、私達は部屋で慌てて支度をしていた。
ハンナはグリフィンドールのロングボトムと、スーザンは別寮の友達と行くみたい。

私はというと、本当はハーマイオニーやロン、ハリーの4人で行く予定だったがある日の授業終わりにドラコに誘われてしまったのでドラコと行く事になった。

寮から出てハーマイオニーと合流すると、ハーマイオニーが口を開いた。

「ハリーが許可証のサインを貰っていないの」

ハリーの保護者はマグルでなかなか大変な家族だと聞いていたから、わたしは顔をしかめた。

『大変、一体どうするの？』

みんなが行ってる間お留守番なんて寂しすぎる。ほとんどの生徒がホグワーツから出ていってしまうから先生しか残らないし…

「ハリーはマクゴナガル先生が何とかしてくれるって言ってたけれど、サインができるのは親か保護者だから」

そんな話をしながら外に出る。許可証を先生に見せてから奮闘するハリーをみんなで見守っていると、誰かに手を引かれた。

「悪いがお先に貰ってくよ、お二人の邪魔をしちゃ悪いからね」

そう言ってハーマイオニーとロンにわざとらしくウインクするドラコを肘でつつくとすぐに冗談だ、と言った。

「その言葉そのままお返しするわ。A、こんな奴に何かされたらすぐ逃げるのよ」

ハーマイオニーがそう返すとドラコはなんだと？と言って今にも何かが起こりそうな雰囲気になったので、ぶつぶつと文句を言うドラコの手を引きながらハーマイオニーに手を振った。

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