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44.岩泉先輩 ページ45

Aside




清「今日どっちがマネージャー入る?」



谷「えっと…」


なんて会話する2人を見ると、なんだか申し訳なく感じてくる。

自分のせいで青城の方に入らなくてはならないから。今日は3日目。明日は午前のみなのでほぼ今日が最後と言ってもいいだろう。


『ごめん、今日は私が入るよ』


清「えっ?」


普段2人の話を静かに聞いているだけの私が、突然そのように切り出すもので驚く2人。


谷「でも、Aちゃんやりずらいでしょ?」


『2人には迷惑かけたし、だからしっかり私が最後やりたい、!』


私がそう意気込んだのを聞くと、潔子さんが微笑む。


清「そう、じゃあお願いしようかな」

谷「Aちゃん、ありがとう!」







青城組が活動する体育館の、ドアを前にし足が止まる。


そっと中の様子を聞いてみる。


及「よぉし今日も頑張るぞ〜」


岩「マネージャー来てないぞ」


及「確かに!ってかAちゃんが全然こっちに来てくれないんですケドー!」


岩「お前が嫌なんだろ」


及「なんだと!!」


そんな話で盛り上がっているが、私はここに居る。帰ってやろうかと思ったがさすがに徹が可哀想なので入る事にした


ガラガラ



『やっほ〜、徹きてやったぞ。



今日はよろしくお願いします』


体育館に居る皆さんに頭を下げて一礼する。頭をあげると

及「Aー!!!!来てくれたんだね〜!」


案の定及川のハグが飛んでくる。しかし何度もその手にかかった私は華麗に避ける。

ゴンッ!と凄まじい音が背後からするも、部員の人にペコペコとお辞儀をする。

岩「来てくれてありがとうな。及川が嫌だったんだろ」


『いえいえ。嫌というか、やりずらいに近いですね。』

岩泉先輩との面識は勿論あるのでなんだか懐かしく感じる。

及「チョット2人して及川さんの悪口言わないの!」









休憩時間。私がみんなにドリンクを配ったりなんだりし終わった時


岩「バレー、ほんとに辞めたんだな」


『よく言われます…でも、ほんとにやめました。』


岩「お前、凄いバレーうまかったから及川から聞いた時は驚いた」


岩泉先輩のその言葉に私は返す言葉を探して黙り込む。



岩「気にする事ない。」



岩泉先輩はそう言って私の頭をポンと撫でてみんなのところへ駆けていった。



なんかお兄ちゃん感…


_______________

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アヤ(プロフ) - asumi20080817さん» コメントありがとうございます!そのように思って頂き作者本当に嬉しいです(≧∇≦)これからも御愛読よろしくお願い致します!(o_ _)o (2021年8月29日 17時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
asumi20080817(プロフ) - いつもドキドキしながら見てます!いつでも更新お待ちしております!がんばってください(^^) (2021年8月29日 14時) (レス) id: 3715bc3526 (このIDを非表示/違反報告)
むめい - いつも面白いです!応援してます!! (2021年8月24日 9時) (レス) id: dcc02261a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アヤ | 作成日時:2021年8月10日 18時

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