39.朝ごはん ページ40
Aside
及「俺のAおはよ!」
軽い音色に合わせて肩にのしかかる体重。
その声にこの場にいた全員が振り返る。
「「「「「俺の!?」」」」」
『及川やめて、皆さんも勘違いしないでください。、』
及「全く冷たいな…ッぐは」
岩「及川!他校のマネージャーに手を出すな」
岩泉先輩が徹の頭にゲンコツをし、私に向かってごめんな。と謝ってくれた。
『全然大丈夫です、ありがとうございます』
及「Aはいとこだも」
岩「うるせぇいくぞ」
そう言って徹は連行されて行った。
あの人、人の前になると普段よりベタベタしてくるんだよね…なんでだろう。
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日「うまい!!」
影「うめぇ!!」
田「うまい!!」
うまい、うまいと言って食べてくれる部員達。
料理を母に任せっきりの私でも二人のマネージャーが教えてくれた事によりしっかりと作れた。
『うまい…』
私はご飯を口に含みながらそう呟く。実のことを言うと私は結構食べる。
仁花ちゃんや潔子さんは食べ終わって片付けに回っているが私はまだ食べている。勿論部員たちもだ。
菅「おっAちゃんよく食べるな〜いい事だべ〜」
『あはは…むかしから結構食べる方で…』
今の時代は少食の方が可愛いと思われがちだろう。残念ながら私には不可能に近いけどね。
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休憩中。
自販機の近くにあるベンチに座ってスマホをいじっていると、隣に誰かが来たのがわかる。
及「おつかれ」
『なんだ、徹か』
従兄弟ということは既にバレているので、苗字で呼ぶのを諦めた。
まあ、元から苗字で呼ぶことに慣れていない私にとっては好都合…?でもあるかもしれない。
及「誰だと思った?」
急に投げかけられる質問に困惑しつつも、正直な答えを返す。
『んー、影山かな』
及「なんで飛雄ちゃんなのさ…」
私の返答に、口をとがらせながらつんつんしてくる徹。
『だって、気付いたらいつもすぐ側にいるから。
ぼーっとしてる時とか、少し歩いた時とか。』
影山はいつも話しかけてくれる。高校に入って初めて話したのも、彼が声をかけたからだ。
他にもドリンクを作っているときだとか、私が泣いていた時…とか。
運動部にとって休憩は大事な時間。それをわざわざ私に使ってくれる影山をたまに不思議に思う。
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アヤ(プロフ) - asumi20080817さん» コメントありがとうございます!そのように思って頂き作者本当に嬉しいです(≧∇≦)これからも御愛読よろしくお願い致します!(o_ _)o (2021年8月29日 17時) (レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
asumi20080817(プロフ) - いつもドキドキしながら見てます!いつでも更新お待ちしております!がんばってください(^^) (2021年8月29日 14時) (レス) id: 3715bc3526 (このIDを非表示/違反報告)
むめい - いつも面白いです!応援してます!! (2021年8月24日 9時) (レス) id: dcc02261a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アヤ | 作成日時:2021年8月10日 18時