18,帰り道 ページ20
Aside
しかし私はチームメイトからの信頼を無くし最後の試合が残念な結果になってしまった。
バレーを辞めることに対して両親はこれでもかと反抗した。
でも、私がセッターとしてコートに立つことを私自身が拒んでいるのでバレーなんでとてもできない。
月｢ずっと前から固まってるけどどうしたの｣
『あ』
バッと周りを見渡すと既に片付けが始まっているようだった。
月｢無視しないでよね｣
『えっ、あ、ごめん月島くん。…考え事してて』
彼が私に直接話しかけた事に対してもびっくりだが、それより考え事でしばらく時間が経っていたことの方がビビっている。
月｢別にいいヨ。それより片付け手伝って｣
『そうだった…今行くね』
こうして私の久しぶりの朝練は終わった。
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その後1日が無事終わり、またまた帰り道を御一緒させてもらうことに。
今日の練習や部活でのことをみんなで話したり、田中さんがボケたりして笑いながら帰ることが出来た。
そしていつもの分かれ道。
昨日まではクソ気まずかったけど、1日で色んなことがありすぎて影山にもなんとも思わなくなった。
影｢今日の朝練、ずっとボケっとしてたけど何考えてたんだ？｣
突然切り出された話題に戸惑いつつも、正直な答えを言う。
『マネージャーとしてまたバレーに関わること、親に言えるかなぁって。』
影｢桐崎なら、大丈夫だろ。｣
影山は考える間もなくそう答えた。
『…なんでそう思う？』
ただ疑問に思った。なぜそう言い切れるのか。
影｢俺は…桐崎が、バレー好きなの知ってるから。
お前の親もバレーやってたんだろ？なら、理解してくれるに違いない。｣
影山はその時正面をむいたまま優しく微笑んだ。
微かな光に照らされた笑顔は、まるで私を見透かしているような表情だった。
私は、不覚にもドキッとしてしまった。
『ありがと、影山にそう言ってもらうと自信がつくな〜。相談事とか、良く頼まれたりするほうなの？』
影｢いや、されない。｣
ありゃ。いつもの無表情に戻った。
『私は、今影山に相談して良かったな。今度またお願いしちゃうかも。』
影｢…おう｣
挨拶を交し、お互い家に帰った。
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アヤ(プロフ) - asumi20080817さん» コメントありがとうございます！そのように思って頂き作者本当に嬉しいです(≧∇≦)これからも御愛読よろしくお願い致します！(o_ _)o (2021年8月29日 17時) (
レス) id: f0aa09627e (このIDを非表示/違反報告)
asumi20080817(プロフ) - いつもドキドキしながら見てます！いつでも更新お待ちしております！がんばってください(^^) (2021年8月29日 14時) (レス) id: 3715bc3526 (このIDを非表示/違反報告)
むめい - いつも面白いです！応援してます！！ (2021年8月24日 9時) (レス) id: dcc02261a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤ | 作成日時：2021年8月10日 18時
