6色たち 【東海/オン/エア】

橙黄 出られない部屋 ページ13

橙side

目が覚めるとそこは見知らぬ部屋だった。物は最低限…いちめん白くて、いるのは俺としばゆーだけだった

まぁ…とにかく起こすか…

橙「しっしばゆー」

黄「んっ？ふわぁ〜…ここどこ？」

橙「知るか！俺に聞くな。扉はあるしさっさと出ようぜ」

黄「おう」

ｶﾞﾁｬ

んっ？

ｶﾞﾁｬ…ｶﾞﾁｬ…ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

あっ…開かないーーー…これは参りましたわ…えっどう説明すんのよこれっ

黄「…なに…開かねぇーの？」

橙「えっそうっ！」

それで、しばゆーに話を聞くところ最近ネットでよく見かける出られない部屋ではないかという話だ。しかも、お題を達成しないと…

橙「お題…〜」

ﾍﾟﾗｯ

！これか？………こりゃーお題決めている人悪趣味ですね

【お互いの好きなところを素直に言うまで】

これじゃ俺が迷惑をかけないために、しばゆーに伝えてなかったのが無駄になるじゃん…

そしていつの間にかしばゆーはお題を見ていた

黄「…素直に…んー…そんなとこ無い」

橙「ひどっ！」

冷たいなーしばゆー。悲しいよ俺わ好きになって欲しいわけじゃないけど、流石に心が折れる…

ﾌﾞﾌﾞｯｰ

良かったー…素直な気持ちじゃなかったみたいだ…ここで嘘をついても、長引くだけだ… ふぅー…

橙「えーと…可愛くて、素直じゃなくて…でも時には男らしさもあって、面白い。俺の大好きな人です」

あっ…告白みたいになったぁー！？やばぃ
引かれる…

黄「つっ///」

しばゆーは俺の予想と反対の顔をしていた。真っ赤で、見入ってしまう。それに気づいたのか素早く、手で顔を隠す

橙「…なんで赤くなってんの…」

黄「いっ言うなょ」

言葉を発する度消え入りそうのその声が愛しい。

橙「で？お前は？」

黄「全部だよっ！つっ悪いか？…てつやの前だと素直に物を言えなくなる…悪いとわ…思ってるよ…」

俺は堪らなくなり抱きしめた

橙「いいよ…今はそれだけで十分だ…」

ｶﾞﾁｬ

【お幸せに】

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