世界で一番【あほの坂田】

世界で22 ページ24

A サイド

母に習っていると急に場面が変わった。

ここは、、、。

談話室か？

A「一族じゃないのに使える従者！？」

、、、嫌な場面だな。

B「あぁ、センラ様のとこの従者

センラ様が助けてその恩返しに従者になったやつがいるんだけど

一族の血をひいてないのに全部こなす天才だってよ」

そうだ、志麻は天才だ。

私にはすぐにできなかったことを数回でこなす天才だ。

私にはないものを持っている。

A「それじゃぁ、A様は、、、」

やめろ、やめてくれ。

私だって、なりたくてなったわけじゃない。

B「あぁ、別にA様の一族じゃなくても他の一族でもいいらしいぜ」

『やめて！！！！！』

あんなに頑張ったのに。

殴られて、蹴られて、怒鳴られて、必死にやったのに。

志麻が現れたから。

私は、、、、。

また、場面が変わる。

坂田の部屋だ。

さ「Aはさ、うらさんがスパイやってわかっとったんやないの？」

え？私がわかってた？

うらたがスパイだって？

いつ？

さ「いつまで一緒にいれるかわかんないって思ってたやろ？わかってたんやないの？」

違う、知らない。知らない。

さ「わかってて知らんぷりしてたんやないの？俺に、いなくなってほしいから」

違う。

さ「そしたら攫ってくれるもんな。
Aは親父から罰を受ければそれで終わりやもんな」

違う。

さ「Aにとって俺は邪魔な存在やもんな」

『違う！！！！』

違う、だって、だって、私は、、、。

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