恋する目黒くん２ (ページ10)

今日:10 hit、昨日:13 hit、合計:43,304 hit

１０ページ10

・

屋上でご飯を食べ終わり部署に戻ろうとしたら

屋上から見えた映えた２人

えっとーあれはたしか、、

あ、村上さんだ

なによーあんな俺は興味ないんでとか言いながら
てっきり２人でランチしてんじゃん

村上さんも可愛いから目黒とお似合いだなあなんて思いながら部署へ戻った

目黒「戻りましたー」

A「おかえりー
もう少ししたら出よっか」

目黒「うぃす」

そして目黒とお客さんのところへ契約へ行き
今日も無事に終わった

目黒「帰ろうって言っても帰ってくれないだろうから言いますけど
明日と明後日はちゃんと休んでくださいね」

A「後輩にそんな心配されるなんてなー

大丈夫だから、ありがとう」

目黒「じゃあ、お疲れ様です」

A「おつかれさま」

こうして次々と部署の人たちが帰っていく中
今日も私はお客さんと商品の照らし合わせ

時計が２０時を指したあたりに

「おーい」

誰かに呼ばれた

みんな帰ったと思ってたから
急に呼ばれて驚く私

振り向くとそこには

深澤「はい、これ」

深澤さんが小さいペットボトルのミルクティを渡してくれた

A「え、ありがとうございます
帰ってなかったんですか？」

深澤「うん、ちょっと俺もやることあって

A、ここ最近毎日残業？」

A「はい(笑)やっぱ深澤さんと一緒じゃない外回り不安で

新人の目黒にも下手な姿見せれないし」

深澤「実はな、俺もAが入社してペアになったとき
余裕そうな顔して、内心めっちゃビビってたんだよ(笑)」

そう言って目黒の席に腰掛けて話しだした深澤さん

深澤「でも今のAぐらい毎日残業はできなかったなーー
だからAはすげえよ」

そしてまた頭をポンポンされた

それに緊張して私は
深澤さんを見つめることしかできなかった

え、

深澤さんも私を見つめてる、、？

しかもなんでそんな切なそうな表情なの、、？

ｶﾞﾀﾝ

廊下の方で何かが倒れたのか音がして
その勢いで声をかけた

A「深澤さん、、？」

深澤「ん、ああ、ごめんごめん(笑)

あ、佐久間さんじゃん」

話を濁すように私の持つ資料に話を変えた深澤さん

深澤「岩本部長から俺に、俺からAに、

Aが頑張り屋だから任せてもらえたってこと
覚えとけよ」

そう微笑んでくれる深澤さんに

私は心から微笑み返すことはできなかった

・