恋する目黒くん２ (ページ6)

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松岡さん宅へ行った日も私は会社に残り
商品とお客さんの照らし合わせをした

A「明日は、、上田さんか」

目黒が明日は活躍するんでって言ってくれた
ほんとに活躍してくれたらな～～

でもやる時はやる人っぽいし

念のため自分でも上田さんが契約を続けてくれるようにと
ウチの商品で勧められそうなものがないかをチェックした

佐久間さん、、

どうしようかなあ

幸い佐久間さんはこのお客さんの中では最後の方に行っても契約期間に問題はない

だから時間はあるのはあるけど

他のお客さんのこともあるし、、

とにかく契約継続と

他の会社の商品とどう違ってどう良いかのプレゼンをちゃんとできないとなあ

残業を進めて時計は２１時を指そうとしてる

A「もう帰らなきゃ」

うちの会社は２１時が原則最終退勤時間になってる

社員改札を出て会社をあとにした

すると目の前に見覚えのある人がラフな格好して歩いてる

康二さんだ

呼ぼうにも少し距離があったから
私は声をかけずに駅へ向かおうとした

向井「おーーーい！！Aーーーー！！！」

すると大声でわたしを呼ぶ康二さん

時間的に人はいなかったことが
なによりもの救いだった

康二さんは横断歩道を渡り
走ってわたしのところへ来てくれた

向井「今帰りなん？駅まで送るわ」

A「ありがとうございます」

向井「先週から毎日残業してるやん
大丈夫か？土日とかちゃんと休めてる？」

A「んーなんか今回は目黒と２人で外回りだから
失敗はできないなあっていうのもあるし

元々色んなことを一度にやるのとか得意じゃないんで

こうやって時間かけないとできないんです(笑)」

向井「めめは？」

A「定時で帰らしてますよ？」

向井「あいつちゃんとお客さんのこと調べてんのかー？」

A「会社にいる時はちゃんとしてますよ意外に(笑)」

向井「とにかく無理したらあかんで？
平日残業するなら、土日はきちんと休む！

わかった？」

A「はーーーい」

駅まで送ってくれた康二さんと別れ
電車で帰路についた

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