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A「じゃあ乾杯」
目黒「乾杯」
公園のベンチに腰掛け
コンビニで買ったお酒で乾杯した
A「ねえ、さっきは私について話したから
次は目黒について教えてよ」
目黒「俺？んーなんかあるかなあ
たいした出来事起きて来なかったからなあ」
A「またまた〜
今はお酒入ってるからモテました自慢でもなんでも聞いてあげるよ」
目黒「モテました自慢(笑)
たしかにモテたなあ」
A「うわ」
目黒「うわってAさんが言い出したんじゃないすか！(笑)
でも俺今まで付き合ってた人には全員振られてるんです
蓮は自分のことしか考えないよねって毎回の如く」
A「えー見る目ないなあその女たち」
目黒「だからさっきAさんに
目黒みたいにこんなに人のこと考えてくれる人がいるなんて思ってもみなかった
って言われてすっげえ嬉しかった」
A「だからあんな真顔だったんだね(笑)
けど目黒はちゃんと人のこと考えてる人だと思うよ
さっきだって
私を心配して会社に戻ってきてくれたんでしょ？
自分のことしか考えてない人はそんなことしないよ
むしろその元カノたちが自分のことしか考えてないじゃん(笑)」
目黒「弟に言われたんすよ
今までの彼女は俺と付き合ってるっていう形しか求めてなかったって」
A「あーいるね、そういう人
自分の見栄のためってやつ
え、ほらやっぱり自分のことしか考えてないじゃんその子たち」
目黒「たしかに(笑)
ってことは俺ってめっちゃいい奴？」
A「それに気づかないあたりまだまだだけどね」
それからお酒がどんどん入ると
なぜか２人で追いかけっこをしたり
どっちがブランコを高くで漕げるか競い合ったり
久しぶりにこんな笑ったなあ
体は疲れてるはずなのに
小学生に戻ったように私たちは
はしゃぎまくっていた
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作者名：さつまいも | 作成日時：2020年9月7日 18時
