記憶 ページ6
望side
？
？？
？？？
目を覚ましたら、とんでもなくかわいい家で少し小さめのベットで寝ていた俺。
体を起こし周りを見てみるとソファですやすや寝てるAがいた。
望「うわぁ………………俺、もしかして迷惑かけた………？」
出来れば迷惑のかけへん方法でAの家に行きたかった。
昨日のお酒が残って少し頭が痛かったから横になる。
遠くの方でトントンと切る音がして、視界を夢から現実に戻す。
知らんうちに俺は二度寝をしていた。
ベットからキッチンに立ってる人が見えるこの家の構造で、その人の顔をよく見ることができた。
あ「あ、起きた。おはよ」
何度俺が見たいと思った景色か。
Aが俺の奥さんになったような気持ちになってしまった。
望「昨日の夜すごい迷惑かけたみたいで…」
あ「いいよそんなの〜迷惑かかってないし！朝ごはん、、、いる？」
望「いるに決まってる。」
ベットから起き上がり、Aのもとへ向かう。
朝から味噌汁や卵焼きが並ぶその光景に少し感動した。
あ「あんまり料理に自信ないけど、、」
望「作ってくれるだけ嬉しい。ありがとう」
いただきますをしてお味噌汁に口をつける。
少し味が薄い気がするが作ってくれたやさしさが身に染みる。
あ「よかった…。昨日の夜すごい飲んでたし、二日酔いでしんどくならんようにって思って…」
苦手な料理を頑張った姿を想像するとかわいくて仕方がない。
俺のためにしてくれた。そういうやさしさを直に感じてしまった俺は、Aと結婚したいと口走った。
あ「え？？？？？なんの冗談なんよ！！！朝から寝ぼけすぎ！！！！！飲みすぎ！！！！」
すごいアホなことを言うた自覚はある。けどこの一瞬で思ったことは事実。
横でなにプロポーズしてんのよ！！と笑うAを見るとすごい幸せな気持ちになる。
望「このやさしさの塊でできた味噌汁飲んだらそんな気持ちになるって！！！」
あ「じゃあ今度メンバーに配ろかな」
望「絶対無理。俺だけの味噌汁や。」
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作者名：まいち | 作成日時：2023年9月15日 1時
