キミが途中加入Ⅱ【WEST】 (ページ37)

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この男もページ37

流星side

望が起きてからトイレ…って言ってから帰ってくるのが遅い。
どこ行きやがってんと自分もトイレ行くついでに望を探しに行った。

ウロウロと探してたらAが取材の受けてる部屋で神妙な顔したあいつがおった。

流「盗み聞きか？」

望「そんなつもりなかってん、
けどちゃーたんがさ、笑」

非常階段の方に行き、望の惚気を聞く。
こいつ絶対Aのこと好きやんって思うこといっぱいあった。何々してくれたの嬉しかった！何々って言ってたのめっちゃ嬉しかった！！っていきいきした顔で話すから聞いてやった。

流「望ってさ、そんなにA、Aって言うてるけどAとどうなりたいん？」

望「そんなん楽しそうに横で笑いながら生きててくれたらそれでいいんよ。
あの顔見るだけで幸せになれるからな」

流「でもそれってAに彼氏できたら叶わんくない？
望はAの彼氏になりたい、そう言うてるんと一緒やで」

でもそんなん流星もそうちゃうん？って聞かれる。
そりゃあAが笑っててくれるに越したことはないよ。でも隣じゃなくても横並びにみんなで笑えたらそれでええやんって思う。

望「分かってるよ、、俺がちゃーたんが好きってことくらい。
でも言うてちゃーたんとの仲が割れたら？メンバー内の空気悪ならんといて欲しいし、シゲはメンバー内でそんなんあるん嫌がるやん？から言わん方が………………」

流「じゃあどこぞの骨か分からん奴らにAのかわいい顔もキス顔も何もかもあげていいん？」

望「………………」

流「そんなお前が好きとかなんとか言うてもいつも言うてることやねんから今更嫌がらんよ。
そんなこと言うなや！って今更言うならもっと前々から嫌がっとるやろ」

勇気出せよ。
結局好きなんメンバーにバレてんねんからって廊下で聞いてるやつらに話しかける。

大「俺な、メンバーには後悔の残る生き方だけはしてほしくないねん。
それが恋愛でも。成功しても俺はなんも思わんよ。小瀧がそうしたかった未来やねんから。」

智「Aを大切に思って愛してあげれるなら文句はないよ。行っといで」

俺は望の背中を叩き、あとはお前だけや。と声かける。
フラれたらA交えて残念会開くからと励まして背中を押す。