やばいぞ ページ36
望side
やってしまった………………
寝起きでボーとしながら歩いてたら、ちゃーたんが取材受けてる部屋まで来てしまった。
取材してくれる人が気遣って人気のない落ち着いた場所での取材をしてくれてて、ちゃーたんの声がよく聞こえる。
あ「小瀧は私の人生で欠かせない人です！！」
いまはっきりと聞こえた。
ちゃーたんが俺の事人生で欠かせない人って言うたよな？？まじで言うたよな？？？
あ「なんでも分かってくれるんです。言いたいこととか言いづらい話とか全部察して先回りに聞いてくれたり、気遣いができるんで疲れた顔を出してしまった時とかも私が好きなカフェ行こって誘ってくれたり………………」
俺との思い出を嬉しそうな顔しながら話すのが分かる声色。
そんな風にしてたのもちゃーたんやからで、ちゃーたんのためならって思ってた。
ちゃーたんに会う前俺はメンバー、俺らに携わってくれる方々が楽しそうにしていたらそれで幸せやった。
けど街で再開したときにちゃーたんは疲弊して瘦せこけた顔をしていた。
大人になっていろんな辛いことが襲ったんやろう。そんなちゃーたんをじゃあねで別れることができひんかった。
ちゃーたんも楽しそうにいきいきとした顔してほしい。そばでその顔を見つめていたい。
あわよくばこのままちゃーたんと一緒にいつまでも一緒にいたい。つらいことがあるなら俺が半分背負って助けたい。守りたい。
そうか。俺ってちゃーたんのこと、好きなんや。
恋愛ドラマの練習と間違って押し倒してドキッとしたのも、朝早くに俺のための味噌汁を作ってくれたのも全部全部
望「俺、ちゃーたんのこと好き………………」
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作者名：まいち | 作成日時：2023年9月15日 1時
