馬鹿たれ ページ27
大毅side
なんとなくAがしんどそうな顔してるのは察してた。
肩組んでちょっと寄りかかりながら歌ったり、遊びながら流星がおんぶして戻ってきたAの顔は無理にに頑張ってる感じがした。
大「お前挨拶後すぐはけろよ」
あ「するわけないやん。最後までファンサできてない子たちのために最後にでるよ」
ニィーーと笑ったAの顔はちゃんとアイドルしていた。
ここまで表情を変えることができるのはがちですげえなと感心してもうた半面、心配が心を襲った
結局Aがはけたのは１番最後。SOSを受け取った流星も一緒に裏でAが出てくるのを待って、照史がAの飲み差しのポカリとアイスノンとか持って来てくれた。
大「お、来た。」
ファンの子からは完全に見えへんところまで来た瞬間Aは俺に倒れ掛かってきた。
Aの体温はめちゃくちゃ高くて息も上がってた。見たことないくらいに汗かいてて一瞬でも焦ってしまった。
Aを抱きかかえ、流星がAの頭にアイスノンを乗せて寝転べる広さの部屋まで走って連れていく。
大「小瀧！そこどけ！」
流「Aの着替えとタオル持ってきて！着替えとかは女性スタッフにしてもらうから」
智「やっぱぶり返したか」
汗だくのAをソファに置き、女性スタッフ来るまでAのカバンを置きながらタオルで汗を拭く。
あ「しげぇ………」
大「どないした？」
あ「ごめん………なぁ、」
大「ええよ。最後まで立ててえらいな」
流「SOS出してくれただけえらいよ。じゃなかったらおれら助けられへんかったから」
あ「Zzz………………」
大「もう聞いとらん笑笑寝かしとくか。」
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作者名：まいち | 作成日時：2023年9月15日 1時
