キミが途中加入Ⅱ【WEST】 (ページ19)

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美味しいページ19

あなたside

望ママのお手製弁当を持って、自分ん家に帰ってから荷物を持ち新大阪に向かう。
忘れ物ない？ちゃんとチケットある？と何度も確認するお母さんに心配性やな～と笑い返す。

母「そりゃそうやろ！あんた上京するって急いで用意して何々忘れた～、これも忘れてた～で結局何持って行ってんってくらい忘れてたやん！！」

あ「あれはしゃあないやん！もう忘れもんないから大丈夫やって！」

ほんまかいなと疑う目を向けるひまりとお母さん。まぁ大人なんやし信じたりやと笑うお父さんは唯一信じてくれる存在だ。

あ「じゃあまた今度近いうちに帰ってくるから、それまで元気でな」

母「A、お母さんたちはなにがあってもあんたの１番のファンで味方やからな。」

ひ「お姉ちゃんのこと、１番尊敬してるから！」

父「父さんたちにどれだけでも迷惑かけてもええから、Aらしく好きにまっすぐと生きや。」

玄関先で家族が背中を押してくれる。
家族が応援してくれる限り私のファンは消えないなと感じ、少し涙ぐんでしまった。

あ「お母さんもお父さんもひまりも応援してくれるって言うてくれるならこれからもがんばれそう。行ってくるな。」

気を付けやと今までと同じように見送ってくれる家族。
帰省したことで分かった家族の愛を大事に抱きしめて東京で頑張ろう。