キミが途中加入Ⅱ【WEST】 (ページ15)

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あなたside

お母さんにお風呂入りとのんたんに声かける。
お先にと遠慮気味にお風呂に行くのんたんを見送り、一人でアルバムを見始める。

あ「のん、ドレス着てかわいい♡」

元からかわいい顔立ちしているからか何の違和感なく着こなしているのんたん。
そんなのんたんがかわいくてお互いプリンセスになった写真を携帯に収める。

一人で見進めていって私たちが大きくなるにつれて横に並ぶ距離は遠くなっていく。
顔はぎこちなく笑っていて、苦い思い出がぶり返す。

『ねぇ望君の幼馴染？』

「うん。そうだよ」

『合わんすぎやろ笑笑。こんな地味な子なの？チャンスあるやん』

［お前って小瀧と一緒に帰ってるんやろ］

「同じマンションに住んでるからな」

［うわっ！！一緒に住んでるんや～～！！結婚してる～～！！］

茶化され続けて、一緒に遊ばんくなったし帰ることもしなくなった。
それを察したのかのんたんも私と話さんくなって気まずい関係に発展し、そのまま私は小学校卒業とともに隣の市に引っ越した。

あ「懐かしいな～………」

望「小学生のころから俺でっか。」

あ「おかえり」

望「な、だんだん距離遠なってるんおもろいな笑」

あ「なんか気まずかったもんな笑」

望「Aが俺とおるのいじられたりしたの嫌やったんやろ」

あ「笑笑。バレてたか～～笑」