シンパティクシュ

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Aside









各自で持ってきたレジャーシートを敷いて、

みんなが荷物を置いたら









龍我くんが、羽とラケットを取り出した









龍我「だれかバトミントンやろー」



ユキ「おーいいね！やりたい！」









ユキちゃん、運動神経いいからね、









少し広いところにある芝生にて、


2人は、ラリーを始めた









ポン、ポン、とリズムよく
打ち合っていたのに





龍我くんが突然、ピヒュンっ！と
到底打てないようなスマッシュを決める









ユキ「いや、強すぎ！！！」




龍我「だって俺、中学からバトミントン部だし」









龍我くんの話によると、
中学の時からだいぶ強かったようで


3年生の先輩が受験で引退してしまった今、
彼が部長を務めているらしい









……そりゃあんな凄いわけだ、









飛貴「俺テニス！」





アミ「私もテニス部だよー」









ねーって、顔を合わせる
飛貴くんとアミちゃんは、



男子校、女子校合同の試合で
出会ったって言ってたもんね









ユキ「うち、こう見えてもサッカーやってた」









ユキちゃんは、髪が長くて肌も白いけど

中学まではバリバリサッカー部のエースで
高校デビューと共に、辞めてしまったらしい








当時の写真を見せてもらったこともあったけど、
イケメンで髪も短いし真っ黒で、今とは全然違うの









「那須くんは、？」





雄登「一応、野球やってたよ」









野球……


いわゆる、野球男児、？








そんなワードが頭に浮かんだだけで、
かっこいいと感じてしまう私は


もう重症だと思う、








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