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雄登side









俺の肩へ、



スロー再生したみたいに






本当にゆっくりと

彼女の頭がのっかった









そこから、





シャンプーのいい香りがする

なんて感じる俺は、変態なのかな、









顔をのぞけば、



ピンクに色付く唇が見えた









誰もいない車内、

ガタンゴトンと規則正しく揺れる電車






そこに差し込む、オレンジ色に染った夕日









まるで、青春映画の
ワンシーンみたいなシチュエーションは、






俺の理性を失わせた









ちゅっ、









暖かい彼女の唇に
やさしいキスを落とす









ゆっくり離れると




Aちゃんは、まだ眠っているようだ









それをいいことに。









もう一度、









ちゅっ









次は、

Aちゃんを味わうように









少しだけ唇を、
俺ので食べるようにあむっと挟む









彼女の


甘い、甘い味が口に広がる









……、、









さすがに、起こしちゃったかも、









こんなところをAちゃんに見られたら
2人は、気まずくなるだけ。









やっと俺の良心が戻ってきて


すっ、と彼女から離れても









Aちゃんの目は開かない









カバンの上に置かれた小さな手に



ここからちょうど見える、長いまつげ









俺に寄りかかってきているくせに、









それは軽すぎて、


女の子なんだな、って、、、








俺の心臓を、余計早くさせる









ドキドキがうるさすぎて、


Aちゃんを起こしちゃいそうで。










止まれ、止まれって願っても









彼女が視界に入って

もっと、早くさせる一方だ









・「次は○○ー、○○ー」









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あんず(プロフ) - 浮所れのさん» ありがとうございます!!そう言って頂けて、嬉しい限りです……!ありがとうございます、頑張ります!! (2019年1月9日 21時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
浮所れの - 最近になってあんずさんのお話読むようになりました!!ほんっとにあんずさんのお話が大好きです!これからも頑張ってください! (2019年1月9日 20時) (レス) id: de3616bde2 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - Mochaさん» ありがとうございます!そう言って頂けて、とっても嬉しいです! (2018年12月1日 15時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
Mocha(プロフ) - あんずさんのお話大好きです!! (2018年11月26日 17時) (レス) id: 649c667522 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ひなかさん» ありがとうございます!!そう言っていただけまして、とっても光栄です!ありがとうございます!頑張ります!! (2018年11月25日 22時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんず | 作成日時:2018年11月13日 20時

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