見送り ページ6
イルミ｢A、準備は出来た？｣
『うん』
イルミ｢じゃ、行こうか｣
朝、イル兄が父さんと母さんに私がハンター試験を受ける事を話したら母さんは反対してたけど父さんは承知してくれた
父さんが母さんを説得してくれたおかげで、なんとか行けるみたい
キキョウ｢Aちゃん、気を付けてね｣
わざわざ玄関まで見送りに来てくれた母さんの声はいつもより少し落ち着きがあって声のトーンも少し低かった
『母さん、すぐ合格して帰って来るから安心して』
キキョウ｢……えぇ、いってらっしゃい｣
『うん、行ってきます』
カルト｢A姉さん｣
『カルトも来てくれたんだ』
カルト｢…早く帰ってきてね｣
『うん』
カルトの頭を撫でると照れ臭そうに目を細めた
イルミ｢もういい？
ほら、行くよ｣
『はい』
試験会場はミル兄が調べてくれたから容易に着いた
場所を特定する代わりに新型コンピューターを買ってくるよう言われたけどね
イルミ｢それじゃあ、ここからはお互い別行動で行こう｣
『分かった』
イル兄が先に定食屋に入って、二分後に私が入る手筈
でも、あの中は一体どうなっているんだろう？
毎年数百人もの受験者がハンターになる為命を懸けて受けるハンター試験。それをあんな定食屋で行うなんて
……正直、半信半疑だけど
隠し扉のような手品でもあるのだろうか？
『……そろそろ二分経ったかな』
私も定食屋に入る。中を見回しても特に変わった所はない、至って普通の店だ
店長｢いらっしゃい｣
『奥の部屋空いてる？』
店長｢……ご注文は？｣
頭の中でミル兄が言ってた事を思い出す
“いいか？中に入ったら、まず奥の部屋が空いているか聞け。店のヤツが言葉を返したら合言葉だ。合言葉は…”
『目から鱗が落ちるようなステーキ定食一人前。焼き方は弱火でじっくりコトコト飽きるまでお願い』
店長｢はいよ、奥の部屋どうぞ｣
ミル兄が言ってた通りだ。奥に進んで中央に大きな机が置いてある部屋に入る
成る程。この部屋はエレベーター式になっていて、このまま地下へと向かうのか
私が理解したと同時にすぐ部屋が動いた
『……確か、百階まで下がるんだっけ』
記憶が曖昧だから、ちゃんと覚えていない
……早く記憶力も鍛えないと
ﾁﾝｯ
『…あ、着いた』
それにしても、今年はどれだけの受験生が集まっているんだろう？
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むいくん天使好き(プロフ) - イルミお兄様トゥンク…。ヒソカside上手すぎませんか！？何気イルミがヤンデレなのマジ最っ高です！最新頑張って下さい！！ (2020年10月17日 13時) (
レス) id: a0727f11af (このIDを非表示/違反報告)
0tt430v325326h(プロフ) - お気に入り登録させて頂きました！私はコナンとハンターハンターとヒプマイの方も見させて貰ってます！どれも最新頑張って下さい！！期待してます！！！ (2020年8月8日 17時) (レス) id: a0727f11af (このIDを非表示/違反報告)
Aaa(プロフ) - とても面白いです！！更新楽しみにしています！ (2020年7月31日 20時) (レス) id: 71d8bfbda5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：腐女子の狂女 | 作成日時：2020年7月22日 2時
