↓ ハルヤside ページ37
トウマ「2人ってそんなに仲良かった?」
月浪 トウマが水無月に聞く。
『元々仲悪くはないよ?
一々余計なこと言うから怒っているだけで。』
…そこは、“付き合ってるから”って言ってほしかった。
トウマ「そっか。」
…月浪 トウマは、水無月のことが好き。
これは案外水無月以外気づいてる。
…なのに水無月は警戒心0。
安心してるんだろうな。
ハルヤ「水無月。」
声をかけるが、水無月は月浪 トウマとの会話に
夢中になっていて気が付かない。
…やっと想いが通じ合ったのに。
やっと付き合えたのに。
…何でいつもいつも…
ハルヤ「邪魔が入るかなぁ。」
グイッ
水無月を引っ張る。
『えっ』
ギュッ
その勢いのまま抱きしめる。
『ちょっ…ハルヤ///』
…珍しく顔を赤くする水無月。
きっと月浪 トウマに見られているから。
…それなら…
ハルヤ「可愛い。」
『っ…!?///』
人前なんて気にせず、キスをする。
…月浪 トウマに見せつけるように。
トウマ「なっ…」
ハルヤ「…水無月。」
『っ…何…///』
可愛い…。
ハルヤ「誰かと仲良くするのはいいけど、
彼氏を放っておくのはどうかと思うな。」
トウマ「…彼氏…?」
…聞いてくれるのを待っていた。
ハルヤ「付き合ってるんだ。」
『ハッキリ言いやがってこの野郎。』
…水無月の口が悪くなる時は、照れ隠しのことが多い。
それは…Aの頃から変わらない。
ハルヤ「ま、そういうことだからさ。」
『どういうことだ。』
ハルヤ「水無月は一回黙ってようか。」
『私に命令するとは、随分偉くなったものだ。』
ハルヤ「口塞がれたいのかな?」
『…。』
すぐさま黙り込む。
ハルヤ「…月浪 トウマ。あまり水無月のこと構わないでよ。」
いつも何かと水無月の近くにいる。
…それに結構腹を立ててるんだ。
トウマ「っ…」
少しは同情するよ。
どれだけアピールしても気づかれないんだから。
でもさ。
自分の方が長い間想ってるって思ってるなら、それは大きな間違いだ。
こっちは30年も前から水無月…Aに片想いしてるんだから。
ハルヤ「行こうか、水無月。」
…Aが、“彼”と付き合っていた頃から。
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水無月 - 姫ちゃんさん» えーと…すみません、何がですか? リクエスト…でしょうか? (2018年6月13日 11時) (レス) id: 65c6a179ea (このIDを非表示/違反報告)
姫ちゃん - 酒呑ハルヤくんがいいと思いますよ! (2018年6月13日 0時) (レス) id: 2700ad5f4e (このIDを非表示/違反報告)
水無月 - 月華姫さん» ありがとうございます!! そう言って頂けると嬉しくて、もっと書こうって思えます!! これからもお願いします!! (2018年6月5日 12時) (レス) id: 2ca98acd5b (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - お返事ありがとうございます!!おおお!!もし話なったら早速読みに行きます絶対!!此方こそいつも笑顔になる素敵な夢ありがとうございます。連載移行次回のお話も楽しみに待ってます!この連載大好きなのでこれからも応援しています!!ではまたっ♪ (2018年6月5日 12時) (レス) id: 8f77e3b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
水無月 - 月華姫さん» ありがとうございます!! いいですね、それ(笑) 今度書かせていただきます! いつもいいリクエストありがとうございます!! これからも、よろしくお願いします!! (2018年6月5日 12時) (レス) id: 2ca98acd5b (このIDを非表示/違反報告)
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