公安から派遣された最強少女はどうやら寝不足らしい (ページ21)

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轟「そんなこと知ってる、俺が聞いてるのは…」

『いや知らん、あんたが聞いてることとかどうでもいい』

轟の顔がピクっと反応した。こいつキレてるわ

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轟「……おい、真面目に」

『あーもう相澤先生くるねー、また後でねー』

お互い、第一印象は最悪ってこと。

理解してよね

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『まぁ、私は挨拶を無視するような人とは話す気ないんで』

轟「……っ！！」

『把握よろしくー』

ここまで言っとけばなんとかなるかな

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結局その効果が聞いたのか

朝のSHRが終わったあとも

授業の合間の時間も

お昼休みも

帰りのSHRのときも

あいつが私に話しかけてくることはなかった。

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次の日、私は何も予定がなかったから、朝から学校に行った。

そう、予定はないはずだった。

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3時間目の授業が終わって、休み時間にお茶子たちと楽しく話していた時

それは起こった。

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ピロンと、私のスマホの通知が鳴った。

『……ん？？』

耳「Aどした？？」

『え、あぁ……ちょっとスマホ見てもいいかな？』

茶「ええよー」

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私が基本的に通知を入れるのは、仕事相手からの連絡のみ

つまり、仕事に関する連絡だけ。

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【至急連絡

緊急会議を行う。時間は15時。

有宮さんは早急に本部へお願いします。

丸山】

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ガタッと勢いよく席から立つ

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葉「Aちゃんどした！？」

『今から出る新幹線何時だ……』

蛙「Aちゃん？？？なにかあったの？」

梅雨ちゃんが私に声をかけたと同時にチャイムが鳴り

ミッドナイト先生が入ってきた。

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ミ「はい！！じゃあ今から授業を『すいません私帰ります』って、えぇ！？有宮さん！？」

『校長先生に有宮は早退したと報告お願いします』

私はそう言ってダッシュで教室を出た。

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丸山さんが招集する緊急会議は

なにかまずいことが起こったってことだ。

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