公安から派遣された最強少女はどうやら寝不足らしい (ページ16)

今日:16 hit、昨日:56 hit、合計:276,663 hit

14 ページ16

・

次の日は遅れて登校した。

今日の会議で大きく取り上げられたのは、ヴィランの勢力拡大についてだった。

最近公安ではこの話題が多い。

・

『サイバー対策と強化も考えなきゃだよね…』

ぶつくさ一人で言っていると、耳郎が話しかけてきた。

・

耳「どしたA、さっきからブツブツ一人でぼやいてるけど」

『あー、いや。今日用事があって午前中の授業受けられなかった分のノートどうしよかなーって』

耳「なんだ、そんなことか。

なら私のノート送ってあげるから、連絡先交換しよ。」

『おぉまじ？耳郎の心は寛大だなぁ』

耳「ノートの写真送るのなんて誰でもできるでしょ笑」

他の女子たちにも連絡先拡散しといてくれるらしい。

耳郎…あなたは神なのかな？

・

・

相「もうすぐ体育祭の時期だ」

A組「「「がっぽおおおおぉぉぉぉぉぉぉい！！！！！」」」

『…ﾋﾞｸｯ！？』

えぇめっちゃびっくりした…てか体育祭の時期か…

雄英高校の体育祭って、たしか全国に生放送されるんだよね…

個性使ったら色々調べられちゃうだろうし…どうしよ…

・

・

てか、今体育祭なんてやっちゃだめな気がしなくもないけど…

相「体育祭の後はインターンもある。

体育祭の成績によってスカウトされるかも決まってくるから、今以上に気を引き締めていけ」

このヴィランの勢力が急速に拡大してる世界で

ヒーローの卵が目立てば、ターゲットは………

・

って、流石に考えすぎか

・

頭を振って考えを打ち消した。

一抹の不安を、胸に残したまま

私は今後のことについて考えていた。

・