公安から派遣された最強少女はどうやら寝不足らしい (ページ11)

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A side

『すみません、遅れましたー』

みんなはキョトンとした顔をしている。

相「お前、コスチュームは？」

『ないです。ていうか今日見学です。』

相「そういうことは事前に理由を含めて担任の俺に報告しろ…」

『え？やっぱり報告しなきゃだめみたいですよ？校長先生。』

根「相澤くんにはボクからあとで話しておくのさ！！」

『全部？』

根「そんなことしたらボクの命が危うくなるのサ…」

『冗談だって笑』

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右手にパソコン

左肩に校長先生

服装は実技の時間にも関わらず制服のまま

しかも遅刻

完全に不良←

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『…とりあえず、今日見学するので。よろしくおねがいします。』

間違いなく、私に対するクラスメートの不信感はアップしただろう。

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グランドβで必死に個性を使って実践授業をしているみんなを、私は二時間観察しつづけた。

二時間目が実技と言ったけど、今週は少し特殊で、二時間連続実技らしい。

『ゆっくり見れそうで良かった…

あ、校長先生、個性のリスト借りれますか？』

根「もちろんなのさ！！」

公安には有名どころの情報しか入ってこないから

こういうヒーローの卵たちの情報は全くわからない。

『緑谷くんの個性は…？』

根「そこはあまり良くわかっていなくてね…」

あ、もしかしてあの時オールマイトが言ってたのって…

なるほど…緑谷出久…

『赤にしとこ…』

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てか、オールマイトとは結構面識あるけど、最近会ってないな

元気にしてるかなー、たしか雄英高校で教師始めたって聞いたんだけど

今度会いに行こうかな

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二時間実技の授業をじっくり見て、公安からの宿題を終わらせた私は

自分の個性の勉強をしていた。

『blizzardとflameを混ぜ合わあせたら、やっぱ消えちゃうのかな…

帰ったらやってみようかな…いやでもthunderの組み合わせも考えたいし…』

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その姿を見て、根津は考えていた。

(凄まじい集中力…流石は公安が目をかける存在…)

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