○そして。 ページ23
あの冬から一年。
私は三年生となり、卒業を迎えた。
寒さを残すものの次の季節が控えていることもあり、暖かな日差しが私たちの新たな生活を祝福する。
｢いやぁ、もう俺らも卒業か！｣
｢そうやねぇ。三年間早かったわ…｣
｢捏島くんは就職やっけ｣
｢せやで。嶌田さんは？｣
｢私も就職ー。親戚が雑貨屋やってるから、縁故就職やで。｣
｢ふぅん、そうかぁ。｣
進級したというのにこの三人とはまた同じクラスで安堵した昨年の春。
女子生徒と関わりの少ないコネシマも、彼女たちとは仲良くできた。さっぱりとしてるし。
｢ねね、A。Aはどうなん？進学やっけ｣
｢うん。そうやで。進学ー。そんなすぐに仕事決めなくてもいいかなって。桐谷さんは？｣
｢もー、またその呼び方すんの？
｢ごめんごめん。ついつい癖で…｣
｢何二人で楽しそうに話してんの！混ぜて！｣
｢あっ、ぶないな！やめてよ天音｣
｢ごめんごめん、
…卒業か。楽しかったな、何だかんだ。
｢なんや、感傷に浸ってんか？｣
｢…うん。友達なんか出来ひんと思ってたから、この一年半めちゃくちゃ楽しかったなぁって。｣
｢そうやな。俺も、お前らとつるんで楽しかったで｣
｢そりゃ良かったよ。女子生徒と関わり少なかったのに私と一緒におるから二人とも仲良くなれたしね。｣
｢…そうやな。｣
そう言って彼は二人の方を見つめる。
あの二人には感謝してもしきれない。私をみんなの輪に入れてくれたのも彼女らだ。
｢コネシマはさ、どっちが好きなん？｣
｢は？｣
｢え、だってたまに二人のこと見つめてるやん。｣
｢そんなんちゃうわ｣
｢え〜？｣
多分、そうなんだろうなって思ってたんやけどなぁ。鈍感め。
｢ま、いいよ。さて、そろそろ帰らんとあかんな｣
｢せやな。…あ、ほら。待っとるで｣
｢ん？ああ、ほんまや。｣
｢あ、A帰るん？｣
｢ほら、あそこ見てみ。｣
｢ほんまや、あーでも待って！紫咲くんも入っていいから写真撮ろ！｣
｢…やってさ、翔。写りなよ｣
｢いくよー、はい！チーズ！｣
あともう一年。待ってるからね
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天井(あまい)(プロフ) - @付きですね…それでも出てきませんなんででしょうか？ (2020年12月31日 14時) (
レス) id: 69217dc78e (このIDを非表示/違反報告)
ちぇる(プロフ) - 天井(あまい)さん» 一応確認なのですが、@付きですかね？IDだけ打ち込んでその下に@付きのプロフィールを押したら出てくるみたいです。 (2020年12月31日 14時) (レス) id: 2136318bfb (このIDを非表示/違反報告)
天井(あまい)(プロフ) - 出てこないです…… (2020年12月31日 14時) (レス) id: 69217dc78e (このIDを非表示/違反報告)
ちぇる(プロフ) - 天井(あまい)さん» お手数お掛けしてすみません。よろしくお願いします (2020年12月31日 14時) (レス) id: 2136318bfb (このIDを非表示/違反報告)
天井(あまい)(プロフ) - そうしたのですが、出てこないんです…もう1回してきます… (2020年12月31日 14時) (レス) id: 69217dc78e (このIDを非表示/違反報告)
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