○夜。 ページ32
帰宅後すぐにお風呂に入って、珍しく早く帰った父の大雑把な夕飯を食べ終わる。
お母さんの料理はもちろんの事美味しいけど、たまに食べる父さんの雑で男！って感じのご飯も美味しいな。
お母さんの負担考えて日替わりにしたらええのに。女は家でって社会なくならんかな。
ご馳走様ーと声をかけ食器をまとめてシンクに置く。
自室の扉を開けると、リビングと同じく涼しい空気が漏れ出す。冷気が逃げるはよ閉めんと。
｢っはー快適。効きすぎてる位がちょうどいい。｣
帰ってすぐに充電されたスマホに手を伸ばそうとベットに体を沈める。うわ、寝そう。
暗かった画面が明るくなると、メッセージが何件か入っていることに気づく。
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ｼｮｯﾋﾟ明後日どうします?ｼｮｯﾋﾟどこ行きたいとか、何したいとかありますか?
18:15
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わー、申し訳ない。めっちゃ普通にご飯食べてた。はよ返事しやんとな。
うーん。どこ行きたい…。何したい…。
特にないねんけどなぁ。でも、確かに遠くには行きたい。夏休みやし？
…あ、そういえば。
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ｼｮｯﾋﾟ明後日どうします?ｼｮｯﾋﾟどこ行きたいとか、何したいとかありますか?
18:15
ｻｻｷ最近カフェできたらしいねんけど、そこ行きたい。
18:40
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なんか、めちゃくちゃパンケーキが美味しいとかでクラスの子も話してたな。
この前テレビでも特集組まれてたくらいやし。
返事を送った直後、すぐに既読が着く。早。
ショッピからの返事は承諾と共に、人気のため予約が必要らしく適当に予約取っておきますねとの事だった。めっちゃできる男やん。
ありがとーと返すと気だるげな猫のスタンプが送られてくる。
ショッピそっくりやん。おもろい。
その後ダラダラとメッセージを送り合い、気づけば時刻も二十時。
思ったよりも会話が弾んでしまった。
すると、突然手元にある端末が震え出す。
緑色をスライドすると、声の主は先程まで会話していたショッピだった。
『あ、出てくれたんすね。』
｢え、うん。何？どしたー？｣
『いや、なんか声聞きたくなって。』
｢あ、そうなん。｣
『はい。…驚かないんすね。』
｢別に驚かへんよ。でもまぁ、そんなに私の事好きなんかー。｣
『す、好きっすよ…。揶揄わんとってや…』
｢はいはい。｣
どんどんと声が小さくなるショッピが、何だか可愛くて笑ってしまう。
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さくら - 下に同じく。説明文で面白いと見た。そして読んで更に面白いと思った。後輩くん好きなんでほんとこの小説神ってます！ありがとうございます！！ (2022年9月20日 17時) (
レス) id: 1fc21789e4 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇる(プロフ) - える＠脅威さんが好きです！さん» 随分古い作品なのにコメントありがとうございます！笑 (2022年3月11日 10時) (レス) id: f71e4746a6 (このIDを非表示/違反報告)
える＠脅威さんが好きです！ - 「リアル後輩がむっつりだったので書きます。ごめんね。」で私は面白いと確信を得た。 (2022年3月11日 1時) (レス) id: 2c1cc6224f (このIDを非表示/違反報告)
ちぇる(プロフ) - RURUさん» ありがとうございます！ (2021年1月20日 8時) (レス) id: 2136318bfb (このIDを非表示/違反報告)
RURU - 好k(昇天) (2021年1月20日 6時) (レス) id: cf91128782 (このIDを非表示/違反報告)
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