○やめて。 ページ14
あれからというもの。
ショッピの行動は瞬く間に学校中に知れ渡り、随分肩身の狭い生活になった。
今日もまた。
｢せーんぱい。何してるんですか。早く行きますよ。｣
毎朝迎えに来るのは変わらないまま、更に手を繋いで登校という何とも言えない状態だ。
うん。やめて？ほら見て女の子の視線。鋭いよ。
｢なぁ、やめへん？怖いって。私が刺されてもええの？｣
｢はぁ…。やから言うてるやないですか。俺が守るって。外野のこと気にせんといてくださいよ。｣
一切視線を動かさず、前だけ見てそう言ったショッピ。
登校途中の女子生徒からの鋭い視線。
そして、男子生徒からのなんやコイツらという視線。
めちゃくちゃきつい。
そうこうしていると、門が見えてくる。
向こうから歩いてくるのは…。
彼女は私の数少ない同性の友人で、小柄な可愛らしい女の子。
去年は同じクラスだったが、今年は離れてしまった
｢あれ？Aちゃん？｣
｢佐倉ちゃんんん…｣
｢…誰っすか。先輩｣
｢…ほら、もう手離して。聞いてよ佐倉ちゃん！｣
｢君が噂の紫咲くん？Aちゃんの幼馴染やでな？｣
｢まぁ、はい。そうですね。｣
おいおいショッピ。私の友達にまで嫌そうな空気出すなよ。
｢そっかぁ。Aちゃんのこと好き？｣
うん？何聞いてんの？佐倉ちゃん？
｢はい。好きっすよ。異性として。｣
｢…なら。ライバルって訳だ！｣
ごめん待ってどういう事？
靴箱へ辿り着いたというのに二人の睨み合いが終わらない。
誰か助けて。
コネシマでいいから！誰か！
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さくら - 下に同じく。説明文で面白いと見た。そして読んで更に面白いと思った。後輩くん好きなんでほんとこの小説神ってます！ありがとうございます！！ (2022年9月20日 17時) (
レス) id: 1fc21789e4 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇる(プロフ) - える＠脅威さんが好きです！さん» 随分古い作品なのにコメントありがとうございます！笑 (2022年3月11日 10時) (レス) id: f71e4746a6 (このIDを非表示/違反報告)
える＠脅威さんが好きです！ - 「リアル後輩がむっつりだったので書きます。ごめんね。」で私は面白いと確信を得た。 (2022年3月11日 1時) (レス) id: 2c1cc6224f (このIDを非表示/違反報告)
ちぇる(プロフ) - RURUさん» ありがとうございます！ (2021年1月20日 8時) (レス) id: 2136318bfb (このIDを非表示/違反報告)
RURU - 好k(昇天) (2021年1月20日 6時) (レス) id: cf91128782 (このIDを非表示/違反報告)
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