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に。 ページ5
一日の授業が全て終わり、部活も引退したから帰宅時間は随分早くなった。
Aはまだ引退しておらず、最後の展覧会用に大きなキャンバスに書くんだと意気揚々と話してきた。
暇だし見に行きたいと言ったが、完成まではだめだとはっきり言われ肩を落としたのもつい先日だ。
しかし、確か今日はその部活も休みでAも帰るはず。
｢Aー。もう帰んの？｣
｢うん。帰るよ。｣
｢思ったけどさ、彼氏と帰んないの？｣
｢だって吉田くん電車なんだもん。一緒に帰ろうって誘ってくれたけど、きっと家まで送ってくれるだろうから断ったの。｣
｢俺らの家、駅から正反対だもんな。｣
幼馴染の特権は、ここにあると思っている。
彼氏である吉田とかいうやつを出し抜くには、ここで一緒に帰るべきなんだな。
まぁ、毎日一緒に帰ってるけど。
｢とりあえず、帰るか。｣
｢うん。帰ろ帰ろ。｣
二人並んで、西日が差し込む廊下を歩く。
ちらっと隣を見れば、光に照らされ影が落ちる横顔。
吉田は絶対に知らないね。この顔は。
俺だけが知ってればいいし。
俺以外に見せないでほしいけど、あくまでも付き合ってるのは吉田だからな…。
まぁ？俺の方が愛の重さあると思うけど。
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ちぇる(プロフ) - 瑠璃丸さん» コメントありがとうございます！ (2021年4月18日 11時) (
レス) id: 2136318bfb (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃丸(プロフ) - ｱｯ(尊死)sha推しが死にました… (2021年4月18日 11時) (レス) id: c5f9857231 (このIDを非表示/違反報告)
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