ハロウィン ページ44
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大学の帰り、シャオロンさんにお願いしてスーパーに寄ってもらう。そこで買うものなんて、今日の日付を知っていれば気づけるだろう。
sha｢…そんな買って何するん？｣
『まぁ、いろいろとですかね。今日じゃないと出来ませんし。』
ci｢あ〜？あ、あぁ〜！なるほどな｣
『後でのお楽しみ、ということで。』
あまり分かってはいないシャオロンさんも、首を傾げながら車を発進させる。
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zm｢Aー今日の飯なに？｣
『出来てからのお楽しみです』
zm｢え〜？何やろ｣
不思議そうにしながらも、納得してくれたらしく台所から出ていった。危ない危ない。
ハロウィンの料理って何だろうと思ったけど、特に思いつくはずもなくとりあえず洋食にしよう！と作り始めた。
そこそこ上手く出来たと思うし、普段和食ばかりだから喜んでもらえるといいな。
『…あ、すみません。料理出来たので運んでもらえますか？』
｢あぁ、いいっすよ！おーい！お前ら出来たってよ｣
廊下に顔を出して近くにいた組員さんに声をかければ快く引き受けてくれた。彼らも珍しい洋食に少しだけソワソワとしている様子。
『夕飯出来ましたよ。』
kn｢お〜何かええ匂いやなぁ。｣
zm｢待っとったで！｣
『いつもとは違って、洋食にしてみました。あと、これ良ければ食べてください』
さっきスーパーに行った時、たくさんお菓子を買って事前に買っておいたハロウィンに因んだラッピングに詰め込んだ。
『今日はハロウィンなので、お菓子買ってきました』
ci｢やっぱそうやんな！トリックオアトリート！｣
『はい、そうですよ。じゃあまず、チーノさんからどうぞ。』
ci｢やった〜！｣
チーノさんがみなさんに説明してくれたおかげで全員にお菓子も渡せた。
少しだけ恥ずかしそうにする彼らを見て、可愛いと思った。ご飯も楽しんでもらえたみたいだし。満足だ。
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一日遅れですが。ハッピーハロウィン。
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