太陽 ページ9
一際大きな花火が上がって、辺りには七色の光が落ちる。それでも、彼の言葉は一言一句耳に届いて、さらには彼の心臓の音もよく聞こえた。
捏島くんが、私のことを好き。
シャオちゃんといい捏島くんといい。いきなりすぎではないだろうか。なぜ、私なのだろうか。
捏島くんが、私を好きになることなんて絶対にないと思っていたし。やけに話しかけてくれるなぁとは思っていたけれど。
二人でクレープを食べた時も、二人で出かけようと言われたことも全部、私が好きだから？
わからない。
私が、何も言わないからか背中に回っていた手がそっと離される。
｢…A｣
『な、なに？』
ほら、また私の名前を呼ぶ。
さっきまで苗字で呼んでいたじゃないか。急な呼び捨ては心臓に悪い。
｢Aは、ほんまに俺の事覚えてへんの｣
『覚えてないのって…。捏島くんとは、高校で初めて会ったと思うんだけど』
｢俺、Aとは昔に会ったことあるで。何なら、おばさんのことも知っとるし。傘借りた時、変やと思わんかった？｣
そういえば、あの時お母さんが何か言いかけてたような気もする。
もしかして、お母さんが言ってた昔遊んでた男の子って…。
『昔に、遊んでた男の子の話。お母さんが覚えてない？って言ってたのって…』
｢俺の事やと思うで。幼稚園くらいまではこっち住んでたけど、親の都合で引っ越してん。んで、また戻ってきた｣
何となく、点と点が繋がった気がする
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大阪在住の通行人 - ちぇるさん、物語を書く時はしっかり調べて確認した方がいいと思いますよ... 湿度が高い方が暑いんですよ、しかもやでな？ってなんですか？ やんな？とかよな？が大阪弁的には相応しいと思いますよ。 (2021年7月17日 15時) (
レス) id: a713fe40a0 (このIDを非表示/違反報告)
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