太陽 ページ23
たった二週間しかない冬休みを課題に追われてほとんど休むことなく終え、一月。
課題テストも平均以上はとったし、明日に控える修学旅行のために手荷物をまとめていた。
『んー…』
｢あれ、まだ準備してなかったの？｣
『いや、もう一回確認してた。しおりに持ち物書いてたから』
｢ふぅん。早めに寝るのよ？明日駅まで送って行ったげるから｣
『うん。ありがとう』
ぼそぼそと呟きながら入れた荷物を指差し確認している時に入ってくるお母さんに驚きつつ、忘れ物はなさそうなので少し早いけれどベットに体を預けた。
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まだまだ藍色に包まれた空を見上げる。
朝方ということもありあまりに寒くてマフラーに顔を埋める。手袋持ってくればよかった。
｢…あ、おはようA！｣
『シャオちゃん、おはよう。』
｢寒いなぁ今日も。あっち行ったらもっと寒いんやでな？｣
『大阪と違って湿気がないから少しだけマシだって聞くけどね』
｢そうなんや｣
｢お二人さんおはよう。｣
｢トントン！おはよー｣
『とんくん寒そうだね。カイロ貼ってきた？』
｢そらもう当たり前やろ。｣
集合時間に余裕を持たせて集まった私たちは、これから向かう旅行先に心を躍らせていた。
次第に人が集まって、クラスごとに並んでいると白い息を吐きながら走ってくる男の子。
｢え、まだ時間ちゃうやんな…？！｣
『うん。集まりだしたからまとまっとこってなったみたい。おはよう、捏島くん』
｢お、おはよう…びびったぁ…｣
流石にこんな大切な日に遅刻はしないだろうと思っていた捏島くんが到着。もう既にクラスごとのバスが来ているため揃ったうちのクラスから乗り込むことに。
『…だよね』
｢いやぁ、すまんな。うるさくはせんから｣
『うん。よろしくね。私まだちょっと眠いから寝るね…。』
｢…おー、おやすみ｣
彼の笑い声を含んだ声を最後にそっと目を閉じた。
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大阪在住の通行人 - ちぇるさん、物語を書く時はしっかり調べて確認した方がいいと思いますよ... 湿度が高い方が暑いんですよ、しかもやでな？ってなんですか？ やんな？とかよな？が大阪弁的には相応しいと思いますよ。 (2021年7月17日 15時) (
レス) id: a713fe40a0 (このIDを非表示/違反報告)
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