太陽 ページ22
二年生のイベントも残すは修学旅行のみとなった。修学旅行の班決めを学年問わず体育館でしていると、他クラスにいる仲良しの
なんで？
｢二人とか寂しない？俺ら男ばっかでむさ苦しいから来てくれると嬉しいねんけど…｣
鳥井くんが直接交渉に来ると、彼のことが好きらしい優歌ちゃんは即答でもちろんと答えていた。
突然の裏切りにびっくりして何も声が出ない。え、修学旅行くらい二人で色んなところに行きたかったんだけどな…。
｢…やって、シッマ！黒崎さんたち一緒に回ってくれるってよ｣
｢は？おま、何しとんねん！｣
｢え、A一緒に回るん？まじ？いいやん！｣
｢ごめんなぁ黒崎さん。二人で回りたかったんちゃう？｣
騒がしいメンバーで常識人枠である天乃くんが申し訳なさそうに眉を下げて話しかけてくれるが、もう既に遅い。メンバー表には鳥井くんの字で私と優歌ちゃんの名前が足されていて提出済みだ。
『…まぁ、うん。人数多い方が楽しいだろうし平気。ありがとね、天乃くん。めいっぱい楽しもうね』
｢せ、せやな！｣
｢おいおいロボロ、お前変な気起こすなよ？あの二人にボコられんで。な？A｣
『私に聞かれても困るよとんくん。ごめんね天乃くん。』
｢いやいや、全然大丈夫…。ただまぁ、俺ほんまに女子と話さんから変な勘違いしたらごめん｣
ほんとに女の子と関わりないんだなぁ天乃くん。私も男の子と関わりなんてほとんどなかったけど、捏島くんと話すようになってからその周りの人たちとたくさん話すようになったしまだ一年あるんだから。
｢変な勘違いせんように俺がAの翻訳するから任しとき｣
『どこからその自信が…？任せられないよ』
｢何年一緒におると思ってるねん。Aの言うことに含まれてる意味全部言うたらええ話やん｣
むしろなんでそこまで私の事分かるのか怖いんだけど…。まぁ、とんくんは頼れる人材といえばそうだしこのまとまりのない班をまとめるのは彼の仕事になりそうだな。
修学旅行、ちょっとだけ楽しみかもしれない。
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大阪在住の通行人 - ちぇるさん、物語を書く時はしっかり調べて確認した方がいいと思いますよ... 湿度が高い方が暑いんですよ、しかもやでな？ってなんですか？ やんな？とかよな？が大阪弁的には相応しいと思いますよ。 (2021年7月17日 15時) (
レス) id: a713fe40a0 (このIDを非表示/違反報告)
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