白鳥沢の姉御マネージャー！④ (ページ44)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:16,720 hit

題名思い付きません() ページ44

「あ、今日はありがとう。龍上、さん……？」

『あー呼び捨てでいいよ。堅苦しいのは嫌いだから』

「そっか。じゃあ龍上で」

同級生からのさん付けはなんか違和感あってな

『それにしてもしっかりしてる3年生だな！』

「え、そう？」

「確かに大地はしっかりしてるなぁ……」

「お前がへなちょこなだけだろ」

『ブハッ！東峰あんなにいいスパイク打つのにな！』

「えぇ……いや、ウシワカには及ばないよ」

『東峰には東峰の良い所があるじゃん！その優しさとかさ』

「こいつはネガティブなだけだぞ？」

『ネガティブって悪いイメージだけじゃないんだ。いつも最悪を想定してるから色んな手が打てるんだろ？ま、エースはどっしり構えてた方が威圧になるけどね』

「ど、どっしりか……頑張るよ」

「意外だったのは龍上だ。白鳥沢ってもっとこう、The王者って感じで、言い方悪いけどプライド高くて近付きづらいイメージだった」

間違ってないんだけどな……

『あいつらも私もバレーが好きなだけ。まぁ……1部はほんとにその通りだったりすんだけどな、基本良い奴らだよ』

「大平くんと添川くん優しかった……」

『だろ？』

白鳥沢の両親であり良心だからな！上手いこと言ったな私！←

「随分親しいんだな。まるで家族だ」

『家族だよ。血の繋がりもない、ただの部活仲間。でも私達はお互いを心の底から信頼してる。

類は友を呼ぶって言うだろ？若利を始め白鳥沢の連中はみんなバレー馬鹿なんだよ』

わざわざ若利に着いてきた私や賢二郎がいるくらいだからね

「……他の学校の奴にも懐かれてるよな。特にあの「蓮ちゃん！」ほら」

『どした』

「今日の自主練俺らとやってや」

『お前と治か？』

「駄目？」

『すまんが今日は自主練の時間が無い。明日も午前中で終わるし……ごめんな侑』

「ええねん！ええねん！……で、今日の夜は何すんの？」

言っちゃおうかな……いや、鍛治くんとコーチに口止めされてるし

『内緒！夜のお楽しみ』