白鳥沢の姉御マネージャー！④ (ページ40)

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2年生とお勉強。……と虎。ページ40

『ほうほう、ここは……放物線のグラフ書くと分かりやすいぞ。他にも解き方はあるけど、田中だったらこっちの方が理解出来ると思う』

「アザっす！」

『んで西谷は。……文法は理解してるな。あとは単語だ。私は書きながら言って覚える派だけど、西谷はどうやってる？』

「見て覚えますっ！」

おお素直……

『これを見る限り、その方法は合ってない気がする。間違ってる単語書き出すから、この紙に1回だけ書いてみな。出来たら呼んで』

「押忍っ！」

「すげえ……問題児2人をこんなに簡単に……」

『なははっ！お前も大変だなぁ！でも頼りになるやつだ』

「……なんかイメージと違いますね。もっと厳格な人かと」

『厳格なんて私から一番遠い言葉じゃねえか。この通り私は言葉遣いも荒いし性格も大雑把。白鳥沢っていうだけでそんなイメージつくんだな！』

「でもこっちの方が親しみやすくていいと思いますよ。」

ああ良い奴だぁぁぁうちにおいで←

「龍上先輩っ！出来ました！」

『お、出来たな。じゃこれを上から声に出して読んでみろ。1個1個丁寧に。スペル、音、意味。一度に全部じゃなくてもいいから、とりあえず丁寧にやってけな！』

「はいっ！あざっした！！」

『元気でよろしい！』

『じゃ、あとは頼んだぞ縁下』

「はい。ありがとうございました」

『賢二郎〜ただいま〜』

「え、もう終わったんですか」

『素直なヤツらでよかったでーす』

「そんな……俺が教えた時は分からねえの一点張りだったくせに」

「お前顔怖いんだよ」

「うるせえ」

あら痛そ。賢二郎も賢二郎なりにちゃんと教えてたんだよな。まあ相性ってのもあるから、しょうがないっちゃしょうがないとこもあるんだけど

「お、蓮。こいつが"虎"だ」

『虎？ああ山本か』

「はぅあっ！マ、マネージャー……！！お美しい！」

『それは分からん。……音駒のエースなんだってな、すごいよ。2年でエース……工が燃えるな』

「じょ、女子に褒められ……黒尾さん！なんでこんな幼馴染がいるんですか！？」

「俺だから〜」

『私が近所に住んでたから』←

1年生のとこ行こ