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【54】部活 ページ4

A side


翌日の放課後。僕はとある部室を訪れていた。

心を躍らせながら扉をノックすると、中から「どうぞ」と柔らかい声が聞こえてきて少し緊張しながらも中に入った。

Souさんから男子だらけの部活と聞いていたため、部室汚いのかな、なんて思っていたが、意外にも中は綺麗に片付いていて、しかもお洒落な空間だった。


「来たな!えっと...す...すせいじゃなくて」

菅生(すごう)です。よろしくお願いします』


自己紹介をとりあえずして、Souさんに言われた通りに素直に活動のことを話す。

そういえば、まふまふさんも言ってたな。
「編集楽曲部の人には話していいよ」って


「成程。あのピースくんなんですね。でも、Souさんと言いこんな身近にすごい人が居るなんて少し怖いっすね」

「Souが珍しく人と話してるなとは思ってたけど...」


褒められて恥ずかしくなり俯くと


「Souさんはね、音楽仲間としかあんまり話さないの。意外でしょ?」


クリーム色の髪の先輩が隣に立ち微笑んで言った。
可愛らしい感じ。女の子にモテそうだな...


「俺は二年の雅優哉。よろしくね!」

『よろしくお願いします!』


頭を撫でられ、くすぐったいな、先輩甘い匂いするな...なんて馬鹿なことを思っていれば



「ちょ、ずるいぞ雅!」

「Aくんがかわいいんですもん」

「何言ってんだ。菅生は可愛いじゃなくてイケメンだろ」

「性格が可愛いんです」



と、言い争いが始まってしまいどうすることも出来ずに居ると「ごめんね」とSouさんが助けてくれた。


「俺もちゃんと自己紹介してなかったね。Souこと中島奏です。一応六年ね。で、あのチャラいのが三年の西原隼人」


机に案内されて椅子に腰かけると「良かったら飲んで」とほっとレモンが出てくる。

部室の雰囲気からお金がある感じなんだろうな〜とは思っていたけど、まるで一つの会社みたいだ。


『ありがとうございます』

「俺は四年、三嶋叶斗。でこっちが」
「四年の雅晴哉。三嶋と同じ一組で、四年は一年の世話係みたいなもんだからなんでも聞いて?ちなみに優哉とは兄弟」


またお礼をいえば「お前可愛いね」と頭を撫でられる


『...そういう人が多い感じですか?』

「違う違う!ほぼ皆彼女居るから安心してw」

『それもなんか嫌ですね』

「菅生くん面白いな。六年の有馬幸来って言います。よろしくね」

「僕は五年の酒多里音(りと)です。よろしく」



とりあえず、優しそうな人達で良かった

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雨音(プロフ) - 柊さん» ありがとうございます!がんばります!! (2020年2月22日 22時) (レス) id: 36e1edc774 (このIDを非表示/違反報告)
- とっても面白いです!応援してます! (2020年2月22日 19時) (レス) id: 6c7d5f5114 (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - らんさん» 運命ですね。 (2020年2月9日 21時) (レス) id: 36e1edc774 (このIDを非表示/違反報告)
らん - 私の学校に 加藤 晴也 って名前の人いる! (2020年2月9日 18時) (レス) id: 665c5b97f1 (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - 蒔さん» ご拝読ありがとうございます!頑張ります!! (2020年1月21日 14時) (レス) id: 36e1edc774 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨音 x他1人 | 作成日時:2019年12月27日 16時

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